岐阜県の気温上昇は本当か

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作成者:Asano Akihiroさん

1. 題目

 『岐阜県の気温上昇は真実か』
 -ビッグデータを活用した気温変化についての議論の展開案-

2. 開発の経緯と背景

中学校理科における環境教育への在り方

平成 29 年度中学校学習指導要領理科編では,「(7)自然と人間」の学習において地域の自然災害について,総合的に調べ,自然と人間との関わり方について認識することとしている。また,気候変動についても触れることとしており,自然の変化の特徴を理解し,防災や減災に取り組むことが大切である。

ここでは地域の自然災害として,気温上昇を取り上げる。岐阜県では,夏季には真夏日を多数記録し,各地で熱中症による緊急搬送の事例が報告されている。全国でも最高気温の上位に岐阜県の名が挙がるが,過去と比較し平均気温が上昇しているかは具体的に議論されていない。そこで,気象庁が管理している気象台の蓄積データを活用し,岐阜県の気温上昇が真実かどうかを議論するとともに,今後気温上昇に関連して起こると予想される自然災害対策の議論へとつながる事実を提示する。

3. 対象及び単元

  • 対象:中学校 第3学年 第2分野
  • 単元名:人間の活動と自然環境

4. 方法

岐阜県の気象データは,気象庁http://www.data.jma.go.jpの日平均気温の月平均値(℃)を用いた。岐阜県の気象台は岐阜市と高山市の2ヶ所である。

解析はR4.0.3 for Mac OSX (R core team 2020, http://www.R-project.org/)を用いた。パッケージrvest, ggplot2, tidyverseを用いてデータの整形及び集計を行い,各月の気温変化をGLM解析してグラフ化した。

5. 考察

各月において、1900〜2020年の間で気温が上昇していることが明らかとなった。岐阜県の気温上昇に加え,各地の豪雨災害,土砂災害,熱中症,外来生物の侵入など,様々な分野での建設的な議論が可能であると考える。今後,地域に根ざした教育活動を推進し,私たちの生活に学習が生かされていると実感できる授業をつくりあげて行くことが求められる。

6. 添付資料

各月の日平均気温の月平均値をグラフで表したものを以下に示した。












神戸町立神戸中学校 教諭
  浅野旭宏

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