中学歴史 ~人類の誕生~ (自習学習用教材「こころの窓」 第1回)

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作成者: EDUPEDIA編集部さん

1 はじめに

本記事は、東近江市の元中学校校長で現在は小学校講師を務める雁瀬徳彦さんが作成した「こころの窓」の内容を引用・加筆させていただいたものです。「こころの窓」は中学生向けの日本史教材で、不登校の生徒や、学校に登校できても教室に居られず別室で過ごす生徒が一人で勉強できるように作られています。雁瀬さんの取り組みに関しては、こちらの記事もご参照ください。

本記事では、第1回「人類の誕生」の内容について紹介しています(教材の本文は編集せずに掲載しております)。ほかの単元の記事をご覧になりたい方はこちら

2 「こころの窓」について

教材の一枚目を見ていただくと分かりますが、教材の文章を読むと歴史の流れがよく分かります。現在使用されている学校の教科書は写真も多くとても見やすいように思いますが、初めて歴史を学ぶ子どもたちにとって、とても難しい写真や資料です。また、教科書の文章には事実が羅列されているだけなので、歴史の事象がドラマティックであることや、当時の武将がどんな思いで戦いや政治を行っていたかという感動が伝わってきません。だから、不登校の子どもたちが学校の教科書だけを使って一人で勉強しようと思ってもなかなか続かないのです。

そこで、子どもたちが一人で楽しく歴史の勉強ができるようにプリントを作成しました。また、次のページには復習問題があります。ほかの教材だと、「794年に何がありましたか」という語句を答えさせる問題が主流です。このプリントには語句を答えさせる問題ではなく、「なぜ、都を奈良から京都に移したのですか」という問題が載っており、起こった事実に対して、その原因や結果について子どもたちに考えさせる問いになっています。

解説編

こんにちは。今日の気分はどうですか。今日も、「こころの窓」を開けてくれてありがとう。それでは今日も、あなたの将来の夢に向かって、一緒に勉強していきましょう!

今から400万年前頃に、私たち人類の祖先(ご先祖様)は猿から進化され、2本足で歩き、道具を使って生活され始めたそうです。下図(元資料では右図)の猿人がそうです。この頃使っていた石器は、石をくだいた簡単な石器だったので、これを打製石器(だせいせっき)といい、この時代を旧石器時代というのですよ。でも、地球には何度か氷河期(地球が氷におおわれてしまった時代です)が来ますので、そのたびに人類がどんな歴史をたどったのかはよくわかっていません。そして、今から1万年前に最後の氷河期が終わり、地球が暖かくなって、ご先祖様は、野生の動物を飼ったり、植物を栽培して生活をするようになります。この頃の石器は、石を磨いて鎌(かま)や包丁などにも使えるような制度の良い石器が使われ始めます。これを磨製石器(ませいせっき)といい、これを使っていた時代を新石器時代といいます。下の図でいうと、新人の時代ですね。

では、日本はいつ頃できたと思いますか。実は日本にも旧石器時代があったのですよ。もともと、氷河期の時代は、アジア大陸と日本は陸続きでした。そのため、大陸から人やたくさんの動物(ナウマン像など)が、日本列島に渡ってきたのです。そして、さっきお話したように、1万年前頃に最後の氷河期が終わると、大陸と日本列島の間に氷が溶けて水が流れ込んだため、現在の日本ができたのですね。

地球に人類が誕生し、日本という島国ができたお話はわかりましたか。それから、日本にも恐竜が住んでいましたので、いろんな化石が発見されています。昔の歴史や恐竜などに興味がある人は、化石を探してみるのもいいと思いますよ。

では、本日のお題「人類の誕生」は終わります。

私は、大昔の歴史よりも、実は戦国時代の歴史が大好きです。最近はあまり本屋さんで見なくなったのですが、以前はたくさんの歴史マンガが売られていました。そのときにいっぱい歴史のマンガを買ったので、家の本棚に戦国時代のマンガがたくさんあります。めっちゃおもしろいし、めっちゃ歴史がわかりやすいです。一度、歴史のマンガを読んでみてください!
 
お疲れ様でした。それでは、次の復習問題にチャレンジしてください!

復習問題

海に囲まれた日本列島に、もともと大陸にいたはずの人や動物(ナウマン象など)や恐竜たちは、どうやって日本に来たのでしょうか。

もともと大陸と日本列島は陸続きでした。そのため氷河期の時代に、大陸に住んでいた動物や恐竜たちが日本列島に渡ってきたのです。この動物や恐竜を追って人も渡ってきたのです。

打製石器と磨製石器は、何が違うのですか。

打製石器は、石を割って作った矢じり(弓矢の先のとがった部分)のようなもので、野生の動物をつかまえるためなどに使われた石器で旧石器とも呼ばれるものです。これに対して、磨製石器は、石を磨いてつくり鍬や包丁などとして使ったもので、新石器と呼ばれるものです。二つの石器は、使い方や作られた時代が違うのです。

この丸い形の地球は、いつ頃どうやってできたと思いますか。想像で書いてみてください。

この問題には解答はありません。みんなの想像が正解です。

3 ダウンロードはこちらから

こころの窓 第1回「人類の誕生」.docx

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4 おわりに

不登校の子どもたちにとって一番大切なことは、何が何でも学校に登校させることではなく、家であろうが別室であろうが自立の力をつけてあげることだと考えます。誰かに言われて取り組む学習を重ねるのではなく、自分で考えて自分で学習できる力をつけることが大切です。その上で、学力をつけていくことが「生きる力」につながっていくと思います。

この「こころの窓」は、一人で勉強するために作ったプリントです。閉ざした『こころの窓』を開けて、社会に出て行くための勉強をがんばってほしいと考えてこの題名をつけました。

不登校に悩む子ども達の力になることを祈っております。

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