中学地理〜地球の陸と海〜(自主学習用教材「こころの窓」第1回)

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作成者: EDUPEDIA編集部さん

1 はじめに

本記事は、東近江市の元中学校校長で現在は小学校講師を務める雁瀬徳彦さんが作成した「こころの窓」の内容を引用・加筆させていただいたものです。「こころの窓」は中学生向けの地理教材で、不登校の生徒や、学校に登校できても教室に居られず別室で過ごす生徒が一人で勉強できるように作られています。雁瀬さんの取り組みに関しては、こちらの記事もご参照ください。

本記事では、第1回「地球の陸と海」の内容について紹介しています(教材の本文は編集せずに掲載しております)。ほかの単元の記事をご覧になりたい方はこちら

2 「こころの窓」について

教材の一枚目を見ていただくと分かりますが、教材の文章を読むと歴史の流れがよく分かります。現在使用されている学校の教科書は写真も多くとても見やすいように思いますが、初めて歴史を学ぶ子どもたちにとって、とても難しい写真や資料です。また、教科書の文章には事実が羅列されているだけなので、歴史の事象がドラマティックであることや、当時の武将がどんな思いで戦いや政治を行っていたかという感動が伝わってきません。だから、不登校の子どもたちが学校の教科書だけを使って一人で勉強しようと思ってもなかなか続かないのです。

そこで、子どもたちが一人で楽しく歴史の勉強ができるようにプリントを作成しました。また、次のページには復習問題があります。ほかの教材だと、「794年に何がありましたか」という語句を答えさせる問題が主流です。このプリントには語句を答えさせる問題ではなく、「なぜ、都を奈良から京都に移したのですか」という問題が載っており、起こった事実に対して、その原因や結果について子どもたちに考えさせる問いになっています。

解説編

こんにちは。今日の気分はどうですか。今日も「こころの窓」を開けてくれてありがとう。

それでは、今日から地理を一緒に勉強していきましょう。

今日のお題は「地球の陸と海」です。

大きな宇宙の中に、たくさんの惑星(わくせい・星)が集まった銀河系(ぎんがけい)というものがあります。この大きな銀河系の中に、太陽のまわりで動いている惑星(星)の集まりを太陽系(たいようけい)というのです。この太陽系の中に地球や火星や木星といった惑星(星)があるのです。今わかっている惑星の中で、水があり生物が生きているのは私たちの地球だけです。そんな地球に生まれた私たちは、生まれたことそれ自体が奇跡(きせき)なんですネ。それではこの美しい私たちの地球のことをこれから一緒に勉強していきましょう。

上の地図を見てください。地球の表面には、大陸が大きく6つあります。また、海は大きく3つに分かれています。地図で大陸と海をそれぞれ確認しましょう。よく見ると日本はユーラシア大陸の東のはしに位置する小さな島国なんですね。

ところで、この世界地図を見ると日本が真ん中に描かれていますね。実は世界地図は各国で作られていますが、どこの国も作った国(つまり自分の国)を真ん中に描くんですよ。だから、アメリカで作られた世界地図はアメリカが真ん中に描かれているんです。すると、日本は西のはしに描かれていることになりますね。おもしろいですね。どこの国も自分の国が一番大事なんですね。

もうひとつ、北極と南極の見た目は、どちらも雪と氷におおわれていますが、北極には陸がなく海なんです。でも、南極は氷の下には陸があるのです。だから、南極の氷が溶けたら大きな大陸が現れるんですよ。

お疲れ様でした。では復習問題にチャレンジしてください。

復習問題

1.地球の6つの大陸と3つの海の名前を書いてください。

6つの大陸
ユーラシア大陸、アフリカ大陸、北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸
3つの海
インド洋、太平洋、大西洋

2.なぜ、世界地図には日本がど真ん中に描かれているのですか。その理由を書いてください。

世界各国で作られていますが、どこの国も作った国(つまり自分の国)を真ん中に描くんです。だから、アメリカで作られた世界地図はアメリカが真ん中に描かれるんです。

3.北極と南極の違いをまとめてください。

北極と南極の見た目は、どちらも雪と氷におおわれていますが、北極には陸がなく海です。でも、南極は氷の下に陸があるのです。だから、南極の氷が溶けたら大きな大陸が現れるのです。

今日から地理が始まりましたが、どうでしたか。歴史とちがって地理はあまり好きじゃないという人もいますが、行ってみたい旅行の計画を立てるように勉強すると、結構ワクワクするので楽しみにしていてくださいネ。

3 ダウンロードはこちらから

こころの窓 第1回「地球の陸と海」

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4 おわりに

不登校の子どもたちにとって一番大切なことは、何が何でも学校に登校させることではなく、家であろうが別室であろうが自立の力をつけてあげることだと考えます。誰かに言われて取り組む学習を重ねるのではなく、自分で考えて自分で学習できる力をつけることが大切です。その上で、学力をつけていくことが「生きる力」につながっていくと思います。

この「こころの窓」は、一人で勉強するために作ったプリントです。閉ざした『こころの窓』を開けて、社会に出て行くための勉強をがんばってほしいと考えてこの題名をつけました。

不登校に悩む子ども達の力になることを祈っております。

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