中学地理〜日本の商業〜(自主学習用教材「こころの窓」第38回)

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作成者: EDUPEDIA編集部さん

1 はじめに

本記事は、東近江市の元中学校校長で現在は小学校講師を務める雁瀬徳彦さんが作成した「こころの窓」の内容を引用・加筆させていただいたものです。「こころの窓」は中学生向けの地理教材で、不登校の生徒や、学校に登校できても教室に居られず別室で過ごす生徒が一人で勉強できるように作られています。雁瀬さんの取り組みに関しては、こちらの記事もご参照ください。

本記事では、第38回「日本の商業」の内容について紹介しています(教材の本文は編集せずに掲載しております)。ほかの単元の記事をご覧になりたい方はこちら

2 「こころの窓」について

教材の一枚目を見ていただくと分かりますが、教材の文章を読むと歴史の流れがよく分かります。現在使用されている学校の教科書は写真も多くとても見やすいように思いますが、初めて歴史を学ぶ子どもたちにとって、とても難しい写真や資料です。また、教科書の文章には事実が羅列されているだけなので、歴史の事象がドラマティックであることや、当時の武将がどんな思いで戦いや政治を行っていたかという感動が伝わってきません。だから、不登校の子どもたちが学校の教科書だけを使って一人で勉強しようと思ってもなかなか続かないのです。

そこで、子どもたちが一人で楽しく歴史の勉強ができるようにプリントを作成しました。また、次のページには復習問題があります。ほかの教材だと、「794年に何がありましたか」という語句を答えさせる問題が主流です。このプリントには語句を答えさせる問題ではなく、「なぜ、都を奈良から京都に移したのですか」という問題が載っており、起こった事実に対して、その原因や結果について子どもたちに考えさせる問いになっています。

解説編

こんにちは。気分はどうですか。ではボチボチ始めましょう。

今日のお題は「日本の商業」です。

産業は、第1次産業の農林水産業と工業などの第2次産業と商業やサービス業などの第3次産業に分けられます。戦前までの日本は、農業や工業中心の国だったので、第1次や第2次産業がほとんどでした。しかし、現在では、産業全体の70%近くが第3次産業に変わってきました。

この第3次産業の商業というのは、デパートやスーパーマーケットやコンビニエンスストア(コンビニ)などのことで、小売業(こうりぎょう)といわれるものです。また、サービス業とは、ホテルや飲食業や銀行や学校などの仕事のことをいいます。 

下のグラフを見てください。これは小売店の販売額の変化のグラフです。

これを見るとよく分かりますが、1990年頃まではデパートの売り上げが伸びていましたが、それ以後は急激に減り始めました。これに対して、コンビニエンスストア(コンビニ)の売り上げが急激に伸びてきました。みんなの街にもいたるところにコンビニがあるから分かりますね。さらに、ものすごいのがネットや通信販売の売り上げがおそろしく伸びてきました。2010年頃からわずか5年ほどの間に、デパートやスーパーはもちろんコンビニまでも超えてしまっていますね。これが今の日本の商業の現状です。朝早い時間や夜遅い時間にテレビをつけると、ほとんどのチャンネルは通信販売の番組ばかりです。「・・・今から30分以内ですと、ならなんと、○○○円引きです。」なんて宣伝文句をよく聞きますね。このネット販売や通信販売だと、お店に行かなくても商品が買えるからとても便利です。しかも、お店の従業員さんを雇わなくていいので、商品はほんとうに安く販売できるのです。

私もこの通信販売やネット販売を時々利用しています。お店に行くと直接商品を手に取ってみることができますが、その数に限りがあります。また、いつもたくさんの商品をお店に置いておこうとするとたくさんのお金がかかります。しかし、ネット販売だと写真だけをネットに載せるだけなのでものすごい数の商品を展示することができます。すると、消費者(しょうひしゃ・・・商品を買う人)はいろんな商品の中から自分の好きなものを選ぶことができるのですね。さらに、値段が安いとなればネット販売はどんどん繁盛しますね。

お疲れ様。では復習問題へ進んでください。

復習問題

1.第1次、第2次、第3次産業について説明してください。

産業は、第1次産業の農林水産業と工業などの第2次産業と商業やサービス業などの第3次産業に分けられます。戦前までの日本は、農業や工業中心の国だったので、第1次や第2次産業がほとんどだったのですが、現在では、産業全体の70%近くが第3次産業に変わってきました。

2.商業やサービス業とはどんな仕事ですか。簡単にまとめてください。

第3次産業の商業というのは、デパートやスーパーマーケットやコンビニエンスストア(コンビニ)などのことで、小売業といわれるものです。また、サービス業とは、ホテルや飲食業や銀行や学校などの仕事のことをいいます。

3.通信販売やネット販売について説明してください。

ネットや通信販売の売り上げがものすごく伸びてきました。2010年頃からわずか5年ほどの間に、デパートやスーパーはもちろんコンビニまでも超えてしまいました。ネット販売だと写真だけをネットに載せるだけなのでものすごい数の商品を展示することができます。すると、消費者はいろんな商品の中から自分の好きなものを選ぶことができるのですね。さらに、値段が安いとなればネット販売はどんどん繁盛しますね。

3 ダウンロードはこちらから

こころの窓 第38回「日本の商業」

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4 おわりに

不登校の子どもたちにとって一番大切なことは、何が何でも学校に登校させることではなく、家であろうが別室であろうが自立の力をつけてあげることだと考えます。誰かに言われて取り組む学習を重ねるのではなく、自分で考えて自分で学習できる力をつけることが大切です。その上で、学力をつけていくことが「生きる力」につながっていくと思います。

この「こころの窓」は、一人で勉強するために作ったプリントです。閉ざした『こころの窓』を開けて、社会に出て行くための勉強をがんばってほしいと考えてこの題名をつけました。

不登校に悩む子ども達の力になることを祈っております。

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