文部科学省の「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」による改革推進が今年度から始まるなど、教育分野でもグローバル化は避けられない問題となっています。この問題を受けて、2014年東京大学五月祭・教育フォーラムでは、『「グローバル化時代」の日本の教育』をテーマにシンポジウムを行いました。

本鼎談は本シンポジウムの深掘りとして、小学館「教育技術」誌の協力のもと、インターナショナルスクール代表理事としてグローバル化する日本の教育を具体化する小林氏、文部科学省教科調査官としてグローバル教育の基礎づくりに携わる直山氏、そして双方を展望できる中央教育審議会委員としての位置に立つ陰山氏の御三方をお招きして熱く議論を交わしていただきました。

グローバル化する社会の中で教育はどうあるべきか、それぞれの立場からの外国語教育の意味や学校や親のあるべき姿など現場感の伝わる熱い議論に、教育の明るい未来を垣間見ることができます。

略歴
1958年兵庫県生まれ。反復学習や規則正しい生活習慣の定着で基礎学力の向上を目指す「陰山メソッド」を確立し脚光を浴びる。
2003年4月、尾道市立土堂小学校校長に就任。百ます計算や漢字練習の反復学習を続け、基礎学力の 向上に取り組む一方、新旧を問わず積極的に導入する教育法によって子どもたちの学力向上を実現。
2006年4月から立命館大学教授(立命館小学校副校長  兼任)に就任。現在は、立命館大学 教育開発推進機構 教授(立命館小学校校長顧問 兼任)。他に、文部科学省・中央教育審議会 教育課程部会委員、大阪 府教育委員会委員長にも就任。

略歴
経団連からの全額奨学金をうけて、カナダの全寮制インターナショナルスクールに留学した経験を持つ。その原体験から、大学では開発経済を学び、前職では国連児童基金(UNICEF)のプログラムオフィサーとしてフィリピンに駐在、ストリートチルドレンの非公式教育に携わる。圧倒的な社会の格差を目の当りにし、リーダーシップ教育の必要性を痛感。学校を設立するため、2008年8月に帰国。
1993年国際バカロレアディプロマ資格取得、1998年東大経済学部卒、2005年スタンフォード大教育学部修士課程修了。内閣官房主催『教育再生実行会議』グローバル/イノベーション人財ワーキンググループメンバー。世界経済フォーラムYoung Global Leader 2012。日経BPチェンジメーカー・オブ・ザ・イヤー2013受賞。日経WOMANウーマン・オブ・ザ・イヤー2014大賞受賞。

略歴
京都市の中学校で英語科教諭を務めた後、京都市教育委員会指導主事として小学校外国語活動のカリキュラム開発に携わる。2009年4月より現職。以来、『英語ノート』『Hi, friends!』の開発や活用をはじめ、全国各地での研修や講演など、日本の英語教育の充実と推進に日々奔走する。

本鼎談の模様は、「小三教育技術1月号」にも掲載されます。テーマは「この先どうなる?小学校英語」で、低・中学年にまで広がりつつある小学校英語の意味や指導法を中心に編集されています。本誌では、この他にも「三年生の国語」や「体育の授業での言語活動」など、豊富な実践と授業アイデアが紹介されています。

教育技術誌は日本で唯一、小学校担任の仕事を学年別に毎月に分けて発行している教育誌です。1927年の創刊から、「明日の指導にすぐに使える知恵や技を伝えていく」という変わらぬ基本方針のもと情報発信をされています。誌面は豊富なイラストと図解で、若手の先生にもわかりやすく、内容も充実しています。

NPO法人日本教育再興連盟の教育フォーラムで、東京大学五月祭での実施は8年目を迎えました。2014年は、隂山氏、小林氏、鈴木寛氏の御三方を登壇者にお招きし、439人の学生や教師の皆様が来場されました。本鼎談は教師の皆様に向けてのメッセージとなっておりますが、フォーラムにおいてはグローバル化時代にどのように対応していけばいいのか未来の教育者である学生に向けてのメッセージとなっています。

「習うより慣れることが大切」「必要なのは語学力ではない」…

フォーラムの模様はこちらから↓
https://edupedia.jp/article/53dc95fa5351180000e794ed