「秋の生き物さがし」でアナグラム ~楽しい理科実験vol.21

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四季の生き物の様子

4年生では1年を通して四季の生き物の様子を観察する単元が設けられています。生活科でも「生き物さがし」があるため、ちょっとマンネリ感があります。また、動物(カマキリやカエル)を校内や学校の近くで見つけるのは都会の学校では難しいです。バッタ・ダンゴムシぐらいなら見つかるかもしれないですが・・・。動物(昆虫)があまり見られない学校では校内で観察する対象は主に植物ということになりがちです。しかし、ただ植物を探すだけではあまり楽しくありません。そこで、ちょっとしたアクセントとして9つの植物にひらがな1文字を書いた紙をぶら下げておいて、生き物さがしをしました。

春夏秋冬、どの季節でも楽しいと思いますが、最近は夏が暑すぎて屋外での活動がしにくくなっています。冬になると多くの植物は枯れて動物は冬ごもりしてしまっています。したがって、春の授業で校内の植物の名前と場所がある程度分かった上で、秋に活動するのが良いかなと思います。

方法

  1. 校内にある植物を9つ選びます。下図のような記録用紙を用意しました。用紙には9つの枠がありますが、子どもの実態に合わせて増減させてもかまいません。簡単すぎるとすぐに見つかって面白くないので、少し探すのが難しいものを30%程度含めておくと良いと思います。こうした準備は少し面倒ですが、1回やってしまうと慣れてきます。「何の生き物がどこにあるか」は、次の4年生の理科担当にも引き継いであげてください。


  2. 授業前、子どもに見つからないように9つの植物がある場所にひらがな1文字を書いた紙をつるしておきます。駐車スペースなどの危ない場所につるすのは避けましょう。「危ない場所には置いていません」ということは伝えておきましょう。
  1. 9つの文字を並べ替えると何か意味がある言葉になるようにしておきます(アナグラム)。紙にはひらがなだけでなく漢字も含めてもいいのですが、9文字では漢字があると難易度がかなり下がります。難易度は子どもの実態に合わせて考えてみてください。
  2. ちなみに、今回は「うつくしいまんげつ」の9文字にしました。ちょうどこの単元の前に月の学習をしていたので、閃きがある子どもがいる班はすぐに答えが見つかりました。理科に関係する言葉になるようにするといいですね。
  3. ルール設定として
    「競争ではないので、見つけた植物の場所や様子、名前をしっかりと覚える」
    「走らない」
    「他の班に紙がつるされている場所を教えない、ばれないようにする」
    「見つけて騒ぐと他の班に教えることになるので、見つけてもその場で書き込まず、だまーって30mぐらい歩いた先で記入する」
    「知らない植物であれば、パソコンで調べてもよい」(班で一人だけ、ステーションにパソコンを持ってきておく・・・今回は本校舎の玄関をステーションに指定しました)
    などを説明しておきましょう。
  4. 班に1枚、記入用紙を渡し、名前ペンを1本だけ持たせて探しに行かせました(尖った鉛筆を持たせると、走って転んでしまう等で怪我の心配があるため)
  5. 9つ揃ったらステーションに戻ってきてハサミで切り取って並べ替え、アナグラムを解きます。

子どもに渡す記録用紙はエクセルファイルで作っています。よろしければ下のリンクからダウンロードしてください。

留意点

「ネーチャービンゴ」ではないので、マスを9個にする必要はありませんが、1時間で終えるには9つの植物を探すぐらいが適当な数であったように思います。9個ぐらいが飽きずに探せる数かなと思います。探すのが遅くなってしまった班に関しては、タイミングを見計らってヒントを出してあげればよいと思います。あまり難易度と気温が高いと「飽きたー」や「疲れたー」になってしまいます。

先生が1文字を持っておいて、「何か昆虫を持ってきたら教えてあげる」というのも、いいかもしれません。今回はすぐ捕まえられそうなダンゴムシにしました。

9個の文字を探し当てるのが一番早かった班が、アナグラムでは苦戦していたのがおかしかったです。

ヘチマの実はすでに収穫していましたので、

「ヘチマの種だけは学習園にはありません。運動場のどこか、遊具の上とかにはありません。どこかにこっそりと置いています。」

ということにしました。少し難易度を上げたつもりで滑り台の影に隠れる場所に種を一個だけセロテープで止めた紙を置いてみましたが、簡単に見つけられてしまいました(笑)。3つの「やや難問」と、1つか2つの「簡単なボーナス問題」があるぐらいのバランスがいいと思います。

休み時間を含めてなんとか60分ぐらいで全ての班がアナグラムを解くことができました。とても楽しそうでした。

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