教師のシゴト– category –
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教師のシゴト
阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅷ ~ 犬が・・・犬が・・・
最後はとても個人的な話です。30年間、だれにも話していません。 【犬をもらいに】 学生時代、一時期、大学の近くに一人で住んでいたことがありました。勉強の方がひと段落着いて、実家に戻ることになりました。でも今さら大人ばかりの実家に戻るのは面倒... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅶ ~猛火に包まれて
【水木のおじさん】 父の仕事仲間に、私が「水木のおじさん」とよんでいた方がいて、多分、水木のおじさんは兵庫区の水木通という辺りで工場をいとなんでおられたのだと思います。神戸市の中でも長田区・兵庫区は工業がさかんな街で、同業者が連携して助... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅵ ~子供たち
【「がんばって!」は、違うな・・・】 震災当日、当時住んでいた大阪からバイクで大渋滞を抜けて何とか勤め先である本山南小学校に到着しました。東灘区の激震地です。校内を探し回っても、所せましと被災者が座り込んでいる状態で、自分の担任した子供た... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅴ ~震災と学校
【ジュースを、どうする?】 震災2日目の朝方に、校長室で私は教頭と顔を見合わせて絶句していました。 校長室の隅には、ケースに入ったジュースが置かれていました。多分、行政からの支援物資だったと思います。「教職員が配ってね」という事でしょう。... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅳ ~ボランティアが来てくれた
【ボランティアチーム】 混乱が続く震災直後の学校。本山南小学校では早い時期から何人かの避難者の方々が自分から名乗り出て、避難所の運営に力をつくしてくれていました。今では共助と呼ばれます。自分も大きな被害にあいながら、みんなのために働くな... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅲ ~救援物資・寄付
【日目のおにぎり】 震災2日目はまだ余震も続いていて何とも言えない不気味な雰囲気が漂っていました。家が全壊していた人たちはおなかもすいていたと思います。2000人近くの被災者を抱えて教員もぼうぜんとしていました。何から手をつければいいのか、何... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅱ ~トイレが、、、
【大混乱】 震災直後はもちろん、その後の2週間ぐらいまで、当時私が勤めていた本山南小学校には避難されてきた方々があふれかえり、大混乱が続いていました。1日目に避難してきた被災者が何人いたのかは不明なのですが(誰も数える人などいない)、2000人... -
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阪神淡路大震災と「ありがとう」Ⅰ ~突然失われた日常
【あれから30年・・・】 1995年1月17日午前5時46分、阪神淡路大震災から30年になります(一連の記事を書いている現在は、2025年1月の初めです)。都市直下型の大地震と言う未曽有の災害によって多くの方々が犠牲になられたことについて、改めて深い祈りを... -
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【教員志望の学生必見】先生のたまごに届け!EDUPEDIAラジオ部特集
【はじめに】 この記事では、YouTubeチャンネルTDXラジオで配信されているラジオ番組「teacher’s shift」の1コーナー「先生のたまごに届け!EDUPEDIAラジオ部」をまとめました。教員を目指す学生や今後の進路で教員を選択肢として考え始めた学生に向けて、... -
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逆境に負けない子どもたちを育てるためにできること(【教育技術×EDUPEDIA】スペシャルインタビュー)
【はじめに】 本記事は、小学館から発売された『逆境に克つ力 親ガチャを乗り越える哲学』の著書・立命館大学教授の宮口幸治先生にインタビューをおこなった内容を記事化したものです。取材は2024年3月25日に行いました。 近年、SNSの発達により家庭の様子...