目次
1 ちょっとした教材があれば・・・
裁縫セットを斡旋すると、販売している業者が練習用の布を提供してくれることがあります。
練習用の布にはたいてい波ぬいや本返しぬい、半返しぬいが上手にできるように印刷が施されています。こういう教材を使って5年生でしっかりと半返しぬいや本返しぬいを学習していてくれればいいのですが、5年生での積み上げがなかった場合、6年生は1から教えていかなくてはなりません。
また、練習用の布の場合、糸の強さの調整が難しく、あまり強く引っ張るとぐしゃぐしゃになる上に、やり直しがききにくいので器用でない子供は嫌になってしまいやすいです。
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練習用の布が手に入らなかったり、練習用の布だけでは失敗ばかりして練習が足りずに上達しない子供がいたりした場合に、是非、この教材(教材という程のものでもないですが)を使ってみてください。本当は本返しぬい程度の事は、教科書を見て自分で考えて、何も印刷されていない普通の布で縫えるようになってほしいです。あえて丁寧に教えず、自分で試行錯誤をさせるように仕向けたいところですが、最近の子供にはそのやり方がなかなか通用しないのが実状です。
2 すぐに上達
この教材を使えば8割ぐらいの子供が短時間で本返しぬいを理解する事が出来ます。
プリントアウトして画用紙に印刷するだけです。すぐに、いくらでも作成できる教材なので子供が失敗をしても何度でも練習させられます。
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↑ 板書例
裏から△の部分に針を通すのが難しければ、最初から少し大きめの穴をあけておいてから始めるのもいいかと思います。
紙なので、糸の調子を一定の力で調整しなければ、破れてしまうのも子供に微妙なさじ加減を覚えさせるのにいいです。
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