「おかゆのおなべ」(光村図書1年国語)~「お話カード」を書いて、友だちに知らせよう~

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目次

本単元で身に付けたい資質・能力

本単元では、外国の昔話を読み2種類のカードを書く活動を通して、内容のまとまりが分かるように書き表し方を工夫したり、文章を読んで感じたことや分かったことを友だちと共有したりする力を身に付ける。また、これまでの学習をいかして、友だちのカードに対する感想を書いて伝えようとする態度を養う。

単元の評価基準

知識・技能

  • 読書に親しみ、いろいろな本があることを知っている。

思考・判断・表現

  • 「書くこと」において、語と語や文と文との続き方に注意しながら、内容のまとまりが分かるように書き表し方を工夫している
  • 「読むこと」において、文章を読んで感じたことや分かったことを共有している

主体的に学習に取り組む態度

  • 世界の昔話を積極的に読み、これまでの学習をいかして感想をカードに書いて伝えようとしている

単元の展開【全5次(8時間)】

第1次(1時)学習の見通しを持つ

① 教科書p60~61を参考に、外国の昔話について、これまでに読んだことのあるものやこれから読んでみたいものについて発表する。

    児童:「『しらゆきひめ』を読んだことがあります。」
    児童:「幼稚園の発表会で『ブレーメンのおんがくたい』のお話をしました。」
    児童:「『きたかぜとたいよう』は題名だけ知っているので、読んでみたいと思いました。」

    ② 本単元の学習の流れを確認する。

    教師:「『むかしばなしをよもう』の学習では、図書室や図書館で読んでみたい外国の昔話を探して読み、その本のことを『お話カード』に書いて友だちに知らせる活動をします。まずは、『おかゆのおなべ』という昔話をみんなで読んでみましょう。」

    ③ 「おかゆのおなべ」を読んで、初見の感想を発表する。

    ④ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回は、『おかゆのおなべ』がどんな話だったか整理します。」

    【板書例】

    第2次(2時)「おかゆのおなべ」の内容を整理する

    ① 学習の見通しを持つ。

    教師:今日は、『おかゆのおなべ』のお話を整理しましょう。」

    ② 「おかゆのおなべ」を読む。

    ③ 「おかゆのおなべ」に出てくる人や動物を発表する。

    教師:「『おかゆのおなべ』には、どんな人や動物が出てきましたか。」
    児童:「女の子が出てきました。」
    児童:「おなべをくれたおばあさんが出てきました。」
    児童:「女の子のお母さんも出てきました。」

    ④ 「おかゆのおなべ」の好きなところや面白かったところを発表する。

    教師:「お話を読んで、『好きだな』『面白いな』と思ったところを教えてください。」 
    児童:「おかゆを煮るのをやめないところが面白かったです。」
    児童:「町に入ってこようとする人達が、おかゆを食べながら歩かないと道を通れなくなったところが好きです。一緒に食べたいと思いました。」

    ⑤ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回は、『おかゆのおなべ』の『感想カード』を書きましょう。」

    【板書例】

    第2次(3時)お話カードの書き方を学ぶ

    ① 学習の見通しを持つ。

    教師:「今日は、『おかゆのおなべ』の『お話カード』を書きましょう。」

    ② 教科書p73を参考に、実際に書きながらカードの書き方を学ぶ。

    教師:「『お話カード』は、読んだ本を友だちに知らせるために書きます。まずは、本の題名を書きましょう。」
    教師:「次に、お話に出てくる人や動物を書きます。『おかゆのおなべ』には、どんな人や動物が出てきましたか。」
    教師:「最後に、お話を読んで『好きだな』『おもしろいな』と思ったことを書きましょう。」

    ③ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回は、図書室へ行って読みたい外国の昔話を探しましょう。」

    【板書例】

    【プリント例】

    第3次(4時)図書室へ行き、読みたい外国の昔話を選ぶ

    ① 学習の見通しを持つ。

    教師:「今日は、読んでみたい外国の昔話を探して、本を1冊借りましょう。」

    ②図書室で読みたい昔話を選び、借りる。

    ③ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回は、借りた本を読んで『お話カード』を書きます。」

    ※図書室の本だけでは足りない場合があるので、予め図書館などで関連する本を教師が用意しておく。

    第3次(5時)選んだ本を読み、「お話カード」を書く

    ① 本時の学習を確認する。

    教師:「今日は、借りた本を読んで、『お話カード』を書きます。」

    ② 「お話カード」の書き方を確認する。

    教師:「『お話カード』は、誰に何を知らせるために書くものでしたか。」
    児童:「友だちに、読んだ本を知らせるために書きます。」


    教師:「カードには、どんなことを書きますか。」
    児童:「本の題名を書きます。」
    児童:「お話に出てきた人や動物を書きます。」
    児童:「お話を読んで、好きなところや面白かったところを書きます。」

    ③ 本を読み、「お話カード」を書く。

    ④ 書き間違いがないか確認する。

    ⑤ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回は、班で『お話カード』を読み合いましょう。」

    【板書例】

    第4次(6時)班で「お話カード」や紹介されている本を読み合う

    ① 本時の学習を確認する。

    教師:「今日は、班で『お話カード』や紹介されている本を読み合いましょう。また、カードを読んで思ったことを『感想カード』に書きましょう。」

    ② 『感想カード』の書き方を確認する。

    教師:「『感想カード』には、『お話カード』を読んで思ったことを書きます。『お話カード』をしっかり読んで、友だちの感想につながるように書けるととてもいいです。」

    ③ 班になって、順に『お話カード』と紹介されている本を読む。

    ④ 読んで思ったことを『感想カード』に書く。

    ⑤ 『感想カード』を受け取り、読み合う。

    ⑥ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回も、『お話カード』を読み合います。ただし、班ではなく、クラス全体で行います。」

    ※受け取った『感想カード』は、次回の活動で他の児童にも共有されるように、『お話カード』に貼り付けて保管する等工夫する。

    【板書例】

    【プリント例】

    第4次(7時)クラスで「お話カード」や紹介されている本を読み合う

    ① 本時の学習と活動の流れを確認する。

    教師:「今日は、クラス全体で『お話カード』や、紹介されている本を読み合いましょう。また、カードを読んで思ったことを『感想カード』に書きましょう。」
    教師:「自分の机の上に、自分が書いたカードと紹介している本を置きましょう。そして、友だちの机の上に置いてあるカードを見て、『読んでみたいな』と思う本を見つけたら、その人の椅子に座って本を読みましょう。」
    教師:「『感想カード』を5枚配ります。友だちの『お話カード』を5枚読んで、『感想カード』を5枚書きましょう。もっと書ける人は、黒板の前にカードを置いておくので、必要な分を取りに来てください。」
    教師:「書けたカードは、友だちの机に置いておきましょう。」

    ② 友だちのカードを読み、紹介されている本を読む。

    ③ 自分の席に戻り、『感想カード』を読む。

    ④ 次回の学習の見通しを持つ。

    教師:「次回は、『むかしばなしをよもう』の振り返りをしましょう。」

    【板書例】

    第5次(8時)学習を振り返る

    ① 本時の学習を確認する。

    教師:「今日は、『むかしばなしをよもう』の振り返りをします。」

    ② 『お話カード』を書いて交流し合った感想を発表する。

    教師:「この学習では、昔話を読んで『お話カード』を書きましたね。書いた『お話カード』を使って交流してみて、学んだことや感じたことを教えてください。」
    児童:「好きなところや、面白かったところが、友だちに伝わるように気をつけて書きました。」

    教師:「どんなことに気をつけましたか。」
    児童:「短い文章で書いたところです。」

    児童:「『感想カード』をもらってうれしかったです。」
    教師:「なぜ、うれしいと感じましたか。」
    児童:「『面白いと思ったところが同じでした』と書いてあったからです。」

    【板書例】

    授業をふりかえって

    本授業は、『お話カード』と『感想カード』の2種類のカードを使って進める内容になっている。『お話カード』は、友だちに読んだ本を知らせるために、『感想カード』は、友だちのカードに対する自身の感想を伝えるために書くものとして扱っている。『感想カード』は、昔話に対する感想ではないということを押さえて書かせたい。

    参考・引用図書

    光村図書『こくご 一下』

    参考・引用URL

    https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5917/1031/2528/06s_k_nenkei1_03.pdf

    執筆者

    MUKOせんせい

    元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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