本単元で身に付けたい資質・能力
本単元では、グループでの話し合いを通して、互いの話に関心をもち、相手の発言を受けて話をつなぐ力を身に付ける。また、話し合いを行う前に、身近なことや経験したことなどから話題を決め、伝え合うために必要な事柄を選ぶ力を養う。
単元の評価基準
知識・技能
- 共通、相違、事柄の順序など情報と情報との関係について理解している。
思考・判断・表現
- 「話すこと・聞くこと」において、身近なことや経験したことなどから話題を決め、伝え合うために必要な事柄を選んでいる。
- 「話すこと・聞くこと」において、互いの話に関心をもち、相手の発言を受けて話をつないでいる。
主体的に学習に取り組む態度
- 積極的に相手の発言を受けて話をつなぎ、学習の見通しをもって話し合おうとしている。
単元の展開【全4次(8時間)】
第1次(1時) 学習の見通しをもつ
① 学習課題「話し合おう、つなげよう」を確認する。
② 教科書p36「といをもとう」を基に、友だちと相談して良かったこと、話し合う時に気を付けることについて発表する。
教師:「これまでに、友だちと相談して、良かったことはありますか。」
児童:「クラスでお楽しみ会をするときに、どんな遊びがしたいかみんなで相談しました。たくさん意見が出て、最後はみんなで楽しめる遊びを選べました。」
教師:「友だちの相談事について、話し合う時には、何に気をつけると良いですか。」
児童:「友だちの話をよく聞くことです。
児童:「わからないところは質問することです。」
③ 教科書p36「見通しをもとう」を基に、本単元の活動の流れを確かめる。
教師:「友だちと話し合いをするために、まずは話題を決めます。次に、話し合いの進め方を確かめます。そして、グループで話し合いをし、最後に、話し合って良かったことを伝え合います。」
④ 教科書p37「もくひょう」を確かめる。
教師:「『話し合おう、つなげよう』では、友だちの意見に自分の考えをつなげながら、相談したい内容について話し合うことを目標に活動しましょう。」
⑤ 次回の学習の見通しを持つ。
教師:「次回は、話し合いをするために話題を決めます。」
【板書例】

第2次(2時)話題を決める
① 教科書p37の例を基に、友だちに相談したいことを考える。
教師:「学習や学校生活のことで、友だちに相談してみたいことを考えます。相談してみたいことがある人はいますか。」
児童:「12月のお楽しみ会で、どんな遊びをすると良いか相談したいです。」
児童:「給食のごはんがたくさん余っているので、どうしたら余りが減るか相談したいです。」
教師:「学校生活で困っていることや、アイディアが欲しいことなどから、相談したいことを考えると話題が見つかりそうですね。」
② 班でそれぞれ考えた話題を確認し、話し合いをする順番を決める。
③ 次回の学習の見通しを持つ。
教師:「次回は、話し合いの進め方を確かめましょう。」
【プリント例】

第2次(3時)話し合いの進め方を確かめる
① 教科書p38のQRコードを読み込み、話し合いの例を見る。
② 話し合いの例を見て、良かったところや真似したいところを発表する。
教師:「話し合いの例を見て、良かったところや真似したいところはありましたか。」
児童:「自分の考えだけでなく、その理由を言っていたところです。」
児童:「良い考えだと思ったときに、『それはいい考えですね。』と言っていたところです。」
③ 話し合いを進めるときのポイントを確かめる。
教師:「話し合いを進めるときは、3つのことを大切にしましょう。1つ目は、はじめに話題を確かめることです。これは、相談する人が確かめましょう。2つ目は、ひとりずつ、順に考えを出して、話をつなげていくことです。3つ目は、最後に、どうすることにしたのかを言うことです。」
④ 教師の用意した台本を基に、ロールプレイングを行う。
⑤ ロールプレイングの感想を発表する。
教師:「話し合いの練習をしてみてどうでしたか。」
児童:「相談する人は、たくさん話さないといけなくて大変でした。」
児童:「自分の考えを言う時に、緊張しそうだなと思いました。」
児童:「自分の考えを言った後に、理由を言う方法がわかりました。」
⑥ 次回の学習の見通しを持つ。
教師:「次回は、実際にグループで話し合ってみましょう。」
【板書例】

【台本例】


第3次(4時)グループで話し合う①
① 教科書p38~39「みんなで話し合うときは」を確認する。
教師:「みんなで話し合う時に、どんなところに気をつけると良いですか。」
児童:「自分の考えだけでなく、理由も言うところです。」
児童:「友だちの話を、最後まで聞くことです。」
児童:「自分の考えと同じだったり、良い考えだと思ったりしたら、そのことをみんなに伝えるところです。」
児童:「詳しく知りたい内容について、質問することです。」
② 教科書p39「話をつなげるときのことば」を確認する。
教師:「例えば、『太郎さんの話につけ足します。』と、友だちの考えに自分の考えを付け加えると、話がつながって更に良いですね。」
教師:「友だちに質問するときには、『どうしてそう思うのですか。』と聞けると良いですね。また、確認をしたいときには、『それは、〇〇ということですか。』と質問するのも良いです。」
③ グループで話し合いをする。
④ 話し合ってよかったことを伝え合ったり、話し合いの仕方で良かったところを確かめたりする。
⑤ 次回の学習の見通しを持つ。
教師:「次回は、話題②について、グループで話し合いましょう。」
【プリント例】

第3次(5~7時)グループで話し合う②③④
① 教科書p38~39「みんなで話し合うときは」を確認する。
② 教科書p39「話をつなげるときのことば」を確認する。
③ 前回の反省を基に、班ごとで目標を立てる。
教師:「1回目の話し合いよりも、2回目はさらに良い話し合いにしたいですね。『みんなで話し合うときは』や『話をつなげるときのことば』を参考に、班で1つ目標を立てましょう。」
④ グループで話し合いをする。
⑤ 話し合ってよかったことを伝え合ったり、話し合いの仕方で良かったところを確かめたりする。
⑥ 次回の学習の見通しを持つ。
※7時のみ、タブレット端末等で話し合いの様子を録画させる。
第4次(8時)学習を振り返る
① 前回(7時)の録画を全体で見て、友だちの話し方で「いいな。」と思ったところを発表する。
教師:「話し合いを見て、『いいな。』と思ったところを教えてください。」
児童:「自分の考えだけでなく、理由も話せていたところが良かったです。」
児童:「友だちに質問をしていたところが良いなと思いました。」
児童:「『それはいい考えですね。』とみんなに伝えていたところが良かったです。」
※7時の話し合いの録画を事前に確認し、どのグループを全体で共有するか予め決めておく。
② 教科書p40「たいせつ」を確かめる。
教師:「今から3つの質問をします。できたと思った人は、手を挙げましょう。」
教師:「話題を確かめて、自分の考えを言うことができましたか。」
教師:「友だちの考えと自分の考えの、同じところや違うところを見つけられましたか。」
教師:「友だちの考えを聞いて思ったことを話したり、質問したりできましたか。」
③ 教科書p40「ふりかえろう」を基に、本単元の振り返りをする。
教師:「友だちの考えと自分の考えは、どんなところが同じでしたか。」
教師:「どんなことに気をつけて、友だちと話をつなげましたか。」
教師:「これから、話し合うときには、どんなことに気をつけたいですか。」
教師:「これからも色々な場面で話し合いをすることがあると思います。今回の学習でできたことや学んだことを活かして、これからもより良い話し合いができると良いですね。」
授業をふりかえって
話し合うときの大事な視点や、話をつなげるときの言葉など、押さえたいポイントが多くある。漠然と話し合いをさせるのではなく、それらのポイントをしっかり押さえ、話し合う時に意識させることが大切である。第3次では、毎時間別々の話題について話し合いをする流れになっているので、反省を繰り返しながら、より良い話し合いの場となるよう、学習を積ませていきたい。
参考・引用図書
光村図書『こくご 二下』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/7617/1031/2777/06s_k_nenkei2_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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