本単元で身に付けたい資質・能力
本単元では、似た意味の言葉や反対の意味の言葉を探す活動を通して、身近なことを表す語句の量を増やし、話や文章の中で使う力を身に付ける。また、学習課題に沿って、似た意味の言葉や反対の意味の言葉の組を作り、言葉には意味によるまとまりがあることに気づく力を養う。
単元の評価基準
知識・技能
- 身近なことを表す語句の量を増やし、話や文章の中で使う。
- 言葉には意味によるまとまりがあることに気づき、語彙を豊かにしている。
主体的に学習に取り組む態度
- 言葉には意味によるまとまりがあることに進んで気づく。
- 学習課題に沿って、似た意味の言葉や反対の意味の言葉の組を作ろうとしている。
単元の展開【全2次(2時間)】
第1次(1時) 学習の見通しをもち、似た意味の言葉を探す
① 学習課題「ことばのペアを探そう」を確認する。
教師:「この学習では、『にたことば』と『はんたいことば』を見つけて、最後に言葉のペアを作ります。」
② 意味が似ている言葉や、意味が反対の言葉を出し合う。
教師:「『話す』『言う』と意味が似ている言葉は何でしょう。」
児童:「しゃべる。」
教師:「その通り。『話す』も『言う』も、どちらも言葉を使って誰かに伝える行動ですね。他にもありますか。」
正答例:発表する、発言する、教える、知らせるなど
教師:「『大きい』と『小さい』のように、意味が反対の言葉は何でしょう。」
児童:「『高い』と『低い』です。」
教師:「その通り。『反対』とは、『逆』ということですね。他にもありますか。」
正答例:重い-軽い、固い-柔らかい、明るい-暗いなど
③ 似た意味の言葉について理解し、似た意味の言葉を集める。
教師:「今日は、『話す』と『言う』のように、似た意味の言葉をたくさん見つけましょう。」
教師:「『はる』と似た意味の言葉は何でしょうか。」
「黒板に新聞をはる。」という問題なので、「平たく伸ばして、糊や釘などで他の物につける」という意味の「貼る」に似た言葉を探す。
正答例:掲示する、貼り出す、貼り付けるなど
教師:「『うつくしい』と似た意味の言葉は何でしょうか。」
「うつくしい星空をながめる。」という問題なので、「形や色が快く、このましい」という意味の「美しい」に似た言葉を探す。
正答例:きれいな、見事な、素敵な、素晴らしいなど
④ 班ごとで似た意味の言葉を集める。
教師:「班ごとに、先生からの問題を渡します。班で協力して、似た意味の言葉を見つけてください。」
問題と正答例:
- うまくいかずにおこる。(腹が立つ、いかる、プンプンする、憤怒するなど)
- 楽しくてわらう。(ほほえむ、ニコニコする、にこつくなど)
- プレゼントをもらう。(頂く、受け取る、貰い受ける、頂戴するなど)
- 友だちがケガをしてあわてる。(あたふたする、とりみだす、頭の中が真っ白になる、パニックになるなど)
⑤ 見つけた似た意味の言葉を発表する。
⑥ 次回の学習の見通しをもつ。
教師:「次回は、反対の意味の言葉を見つけましょう。」
【板書例】

※「1」は教科書の問題番号を、「先」は教師が出した問題を示している。
第2次(2時)反対の意味の言葉を見つけ、似た意味の言葉や反対の意味の言葉の組を作る
① 反対の意味の言葉について理解し、反対の意味の言葉を集める。
教師:「今日は、『大きい』と『小さい』のように、反対の意味の言葉をたくさん見つけましょう。」
教師:「『上』の反対の意味の言葉は何でしょう。」
正答:下
教師:「『少ない』の反対の意味の言葉は何でしょう。」
正答:多い
教師:「『立つ』の反対の意味の言葉は何でしょう。」
正答:座る
② 似た意味の言葉や、反対の意味の言葉のペアを作り、ノートに書く。
教科書p165の「言葉のたからばこ」を参考に、ペアを作らせる。
教科書p165のQRコードを読み込むと、これまでに学んだ言葉の一覧が出てくるので、それを参考にさせても良い。
③ ノートを友だちと見せ合い、書いていなかった言葉のペアがあれば書き足す。
【板書例】

※「2」と「3」は教科書の問題番号を示している。
授業をふりかえって
身近な言葉の意味を考えて、言葉には意味によるまとまりがあることに気づく単元である。子どもたちが普段使う言葉や学んできた言葉を取り上げて、クラス全体で交流しながら学ばせてほしい。単元終了後も、「この言葉を言い換えるとどうなるでしょう。」と質問する機会を設けるなど、子どもたちの語彙を豊かにするような発問をすると良い。
参考・引用図書
光村図書『こくご 二下』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/7617/1031/2777/06s_k_nenkei2_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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