包丁のテスト【5年生・家庭科】(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

家庭科でジャガイモ料理の授業をしました。包丁の評価は、ジャガイモの皮を剥く前と後の重さを量り、全体の何%分を調理として使うかを計算して行いました。

ルールは
・指を切ったらゲームオーバー(慌ててやって怪我をしないように)
・制限時間は10分以内。(慎重にやり過ぎない)
・全体の何%が残ったかを計算する。

結果は、78%~95%ぐらいでした。
5年生はちょうど、割合の学習をしたときだったので、その意味を実体験を通して理解できたのもよかったです。

ワークシートの内容

ジャガイモをむだなく切ろう    名前(         )

ア もとの重さ   (   )グラム
  イ 切り終わったあと(   )グラム
  ウ 皮の重さ    (   )グラム
  ウ=ア−イ
  エ 使った割合 (   )% 
  エ=イ÷ア×100

切るときに気をつけたこと(記述)

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」「学級開きルール&アイデア事典」
(いずれも明治図書2015/2、発売予定)

5 編集後記

包丁を上手に使って、ジャガイモの皮むきができるかどうかに挑戦するという指導案です。家庭科の学習でありながら、算数で習う割合の要素も含んでおり、割合を身近なことに応用できるのだと実感できるユニークな授業です。制限時間は10分とありますが、スピードで競う訳ではないため、焦って包丁でけがをする心配も少ないのではないでしょうか。家庭科の授業の際にぜひお試しください。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 内藤かおり)

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