本単元で身に付けたい資質・能力
本単元では、昔話の読み聞かせを聞いて、我が国の伝統的な言語文化に親しむとともに、お話の感想をもち、友だちと感想を共有しようとする態度を養う。
単元の評価基準
知識・技能
- 昔話や神話・伝承などの読み聞かせを聞き、我が国の伝統的な言語文化に親しんでいる。
思考・判断・表現
- 「読むこと」において、文章の内容と自分の体験とを結び付けて、感想をもっている。
主体的に学習に取り組む態度
- 昔話の読み聞かせを進んで聞いて、伝統的な言語文化に親しみ、これまでの学習をいかして、おもしろいと思うことを共有しようとしている。
単元の展開【全1次(1時間)】
第1次(1時) 読み聞かせを聞き、おもしろいと思ったところを伝え合う
① 学習課題「お話を聞いて、おもしろいところを伝え合おう」を確認する。
② お話のタイトルと挿絵から、どんなお話か想像する。
教師:「今から読むのは『せかい一の話』というお話です。」
児童:「世界で一番強い人のお話かな。」
児童:「いろいろな動物が描かれているね。」
児童:「鷲やエビ、亀、クジラがいるよ。」
児童:「絵を見ると、鷲よりもエビの方が大きいよ。どんな話なんだろう。」
③ 教師の読み聞かせを聞く。
④ 「感想サインラリー」を使って、おもしろかったところを友だちと伝え合う。
教師:「おもしろかったところを友だちと伝え合いましょう。伝えることができたら、友だちからサインをもらいます。」
教師:「友だちに伝えるときには、こんな言い方(〇〇が、△△するところです)を使ってみましょう。」
⑤ 学習のまとめをする。
教師:「お話のおもしろかったところを伝えられましたか。」
教師:「昔話を楽しめましたか。今日のお話を自分でも読んでみたいと思った人は、教科書150ページに載っているので、ぜひ読んでみてください。」
【板書例】
【プリント例】
【プリント記入例】
授業をふりかえって
本授業では、「友だちと感想を共有したい」という思いを引き出す一つの方法として、「感想サインラリー」の活動を設定した。友だちに感想を伝えるほどサインが増えていくので、児童が楽しみながら活動できるように、活用してほしい。また、「〇〇が、△△するところです。」の言い方の型を提示し、感想を持つことに難しさを感じている児童も、活動に参加しやすいように支援してほしい。
参考・引用図書
光村図書『こくご 二下』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/7617/1031/2777/06s_k_nenkei2_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。
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