「友情のかべ新聞」(光村図書4年国語)~図やグラフに表しながら、登場人物の変化を読み解こう~

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目次

本単元で身に付けたい資質・能力

本単元では、物語を読むことを通して、登場人物の気持ちの変化や行動の理由を、場面の移り変わりと結び付けて具体的に想像する力を身に付ける。また、物語の面白いと思ったところを、友だちに伝えようとする態度を養う。

単元の評価基準

知識・技能

  • 幅広く読書に親しみ、読書が、必要な知識や情報を得ることに役立つことに気づいている。

思考・判断・表現

  • 「読むこと」において、登場人物の気持ちの変化や性格、情景について、場面の移り変わりと結び付けて具体的に想像している

主体的に学習に取り組む態度

  • 登場人物の気持ちの変化や性格について、場面の移り変わりと結び付けながら想像して読む。
  • 学習の見通しをもって、面白いと思ったところを伝え合おうとしている

単元の展開【全3次(5時間)】

第1次(1時)物語を読み、初見の感想をもつ

① 表紙や紹介文を読み、どんなお話なのか想像する。

教師:「東君と西君が起こした出来事のひみつとは、いったい何でしょうか。」

② 物語を読み、感想を発表する。

教師:「『ぼく』の推理について、みなさんはどう思いますか。」

③ 本単元の目標を確認する。

教師:「書かれていることのつながりを見つけながら読み、面白いと思ったところについて話し合いましょう。」

④ 次回の学習の見通しをもつ。

教師:「次回は、『友情のかべ新聞』の内容を確かめながら読みましょう。」

【板書例】

第2次(2時)物語の内容を確かめる

① 学習の見通しをもつ。

教師:「物語の内容を確かめながら読みましょう。」

② 登場人物やその特徴を読み取り、相関図をつくる。

教師:「物語には、誰が出てきましたか。」
教師:「東君と西君は、どんな人物ですか。」

③ 物語の時系列に沿って、プリントにまとめる。

教師:「物語には、いつ何が起こったかが書かれていましたね。月曜日は、誰が何をしましたか。」

④ 物語の語り手を確かめる。

教師:「この物語は、誰によって語られていますか。」

⑤ 次回の学習の見通しをもつ。

教師:「次回は、場面と場面のつながりを見つけながら読みましょう。」

【相関図例】

【プリント例】

第2次(3時)場面と場面を結び付けながら、登場人物の変化や行動の理由を考える

① 学習の見通しをもつ。

教師:「場面と場面のつながりを見つけながら読み、登場人物の変化や行動の理由を考えましょう。」

② 東君と西君の変化をグラフにまとめる。

教師:「物語の最初と最後で、東君と西君の関係は、どう変化したでしょうか。」

③ 推理の手がかりを見つける。

教師:「かべ新聞をはったときの出来事と、その後の二人の行動について、『ぼく』は、何を手がかりに推理したでしょうか。」

④ 次回の学習の見通しをもつ。

教師:「次回は、物語の面白いと思ったところをまとめましょう。」

【プリント例】

※前回のプリントと合わせて使うと、できごとを確認しながら、二人の関係の変化を考えることができる。

第3次(4時)物語の面白いと思ったところをまとめる

① 学習の見通しをもつ。

教師:「この物語の、どんなところを面白いと思いましたか。理由とともに、カードにまとめましょう。次回、友だちとどんなところが面白いと思ったか話し合います。」

② カードに何を書くか確かめる。

教師:「表には、面白いと思ったことを書きましょう。裏には、その理由を書きます。文章を書けた人は、色をぬったり、文章に関係のある絵を描いたりしてもいいです。」

③ カードを作る。

④ 次回の学習の見通しをもつ。

教師:「次回は、友だちとどんなところが面白いと思ったか話し合いましょう。」

第3次(5時)友だちと面白いと思ったところを話し合う

① 学習の見通しをもつ。

教師:「友だちとどんなところが面白いと思ったか話し合いましょう。」

② 友だちと話し合う。

教師:「カードの表面を相手に見せながら話しましょう。」

③ 友だちの面白いと思ったところを発表する。

教師:「友だちと話し合って、面白いと思ったところは一緒でしたか。それとも、他に面白いところが見つかりましたか。友だちと話し合って、気づいた物語の面白さを教えてください。」

④ 単元の振り返りをする。

教師:「『友情のかべ新聞』では、疑問に思うような登場人物の行動や様子について、他で書かれていることと結び付けて、その理由を想像しながら読みました。書かれていることにどのようなつながりがあるかを、考えながら読むとおもしろいですね。」
教師:「『友情のかべ新聞』の作者である『はやみねかおる』さんは、他にも物語を書かれています。図書館で探して読んでみましょう。」

授業をふりかえって

本授業の第2次では、登場人物の性格や関係性、場面の移り変わりをより明確に理解するために、相関図や時系列に沿った図を作成させる流れにした。また、読み取った内容に基づいて、東君と西君の関係性をグラフに表すことで、二人の関係が徐々に深まっていく様子を視覚的に捉えやすくすることを目指した。

「友情のかべ新聞」は、ミステリーのジャンルにあたる作品である。作者である「はやみねかおる」さんは、小学生におすすめのミステリー作品を他にも出しているので、図書館等を利用して読ませたい。

参考・引用図書

光村図書『こくご 四下』

参考・引用URL 

https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5717/1031/3365/06s_k_nenkei4_03.pdf(光村図書HP内)

執筆者

MUKOせんせい

元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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