本単元で身に付けたい資質・能力
- 本単元では、クイズ形式の学習を通し、身近なことを表す語句の量を増やし、文章の中で使う力を身に付ける。また、あさがおの観察記録を書く活動を通し、観察したことなどから書くことを見つけ、必要な事柄を集めたり確かめたりする力を養う。
単元の評価基準
知識・技能
- 身近なことを表す語句の量を増やし、文章の中で使っている。
思考・判断・表現
- 「書くこと」において、観察したことなどから書くことを見つけ、必要な事柄を集めたり確かめたりしている。
主体的に学習に取り組む態度
- 植物をさまざまな観点から積極的に観察し、これまでの学習をいかして観察したことを記録しようとしている。
単元の展開【全2次(4時間)】
第1次(1時)学習の見通しをもつ
① 学習課題を確かめる。
教師:「生活科で育てているあさがおが大きくなってきたね。今日から、大きくなったあさがおをよく見て、詳しく書く学習をしていくよ。」
② 観察する観点を出し合い、確かめる。
教師:「あさがおのどんなところをよく見るといいかな。見るポイントを考えよう。」
(見るポイントの例)
- 色
- 形
- 大きさ
- 高さ
- 太さ
- 数
- 匂い
- 触った感じ
- 重さ
③ 「よくみて! つたえてクイズ」をする。
(クイズのルール)
- 「つたえっこ(よく見て詳しく伝える人)」を一人選ぶ
- 「つたえっこ」のみ、お題を確かめる
(例)お題がバナナ

3.「つたえっこ」は、見るポイントから3つ選択し、そのポイントに沿ってお題の説明をする


4.「こたえっこ(つたえっこ以外)」は、「つたえっこ」の説明を聞いて、お題が何かを考えて答える
④ 本時の振り返りをし、次回の学習の見通しをもつ。
(本時の振り返り)
- 学習課題を確かめられた
- 見るポイントを発表したり、確かめたりできた
- クイズに参加できた
教師:「次回は、観察記録の書き方を学びましょう。」
第1次(2時)観察記録の書き方を知る
① 前回の復習をする。
教師:「前回は、見るポイントを確かめたね。どんなポイントがあったかな。」
② 観察記録の例①(教科書p.64)を見て、ポイントがどこに使われているか考える。
教師:「あべつぐみさんの記録から、ポイントがどこに使われているか探しましょう。」
児童:「『はっぱのおおきさは』で「おおきさ」について書かれているよ。」
児童:「『さわると』とあるので、「さわったかんじ」について書かれているよ。」
③ 観察記録の例②(教科書p.65)を見て、①との共通点・相違点を見つける。
教師:「かねこしのぶさんの記録は、あべさんの記録と少し違うね。どんなところが違うかな。」
(予想される児童の発言)
- 文章で書かれていない
- 短い言葉で簡単に書かれている
教師:「あべさんの記録と同じところはあるかな。」
(予想される児童の発言)
- ポイントについて書かれている
- 絵が描かれている
- 日付が書かれている
④ 本時の振り返りをし、次回の学習の見通しをもつ。
(本時の振り返り)
- 観察記録の例を見て、ポイントがどこに使われているか見つけられた
- 観察記録の例①と②の共通点・相違点を見つけられた
教師:「次回は、あさがおをよく見て、見つけたことをメモしましょう。」
第2次(3時)観察記録を書くためのメモを作る
① 学習の見通しをもつ。
教師:「今日は、あさがおをよく見て、見つけたことをメモしましょう。」
②メモを作る。
教師:「見るポイントを3つ選び、くわしく見てメモしましょう。もっとくわしく見たい人は、見るポイントをさらに増やしてもいいです。」

教師:「メモを作れたら、絵も描きましょう。」
③ 本時の振り返りをし、次回の学習の見通しをもつ。
(本時の振り返り)
- ポイントを押さえながらあさがおを見て、メモを作れた
教師:「次回は、観察記録を書きましょう。」
第2次(4時)観察記録を書く
① 学習の見通しをもつ。
教師:「前回作ったメモを見て、観察記録を書きましょう。」
② どちらの観察記録の形で書くかを選ぶ。
教師:「どんな観察記録があったかな。」
児童:「文章で説明しているものと、簡単な短い言葉で説明しているものとあったよ。」
③ 観察記録を書く。
④ 単元の振り返りをする。
(単元の振り返り)
- 観察するポイントを選び、観察できた
- 観察したことをメモに書けた
- メモを見て、観察記録を書けた
※観察記録は、教室に掲示するなどして、子どもたち同士が見られるようにする。
授業をふりかえって
本授業では、「観察の観点」を意識して観察できるよう指導している。観点は「見るポイント」として児童に提示し、単元を通して意識できるように、1時間目では「よく見て! つたえてクイズ」の活動を設定した。児童には、ポイントを押さえて説明することで、相手により伝わりやすくなることを、体験を通して学んでほしいと考えている。
参考・引用図書
光村図書『こくご 一上』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5917/1031/2528/06s_k_nenkei1_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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