本単元で身に付けたい資質・能力
- 本単元では、「表紙クイズ」を作ったり解いたりする活動を通し、いろいろな本があることを気づかせる。また、いろいろな本を積極的に手に取り、本を選ぼうとしたりする態度を養う。
単元の評価基準
知識・技能
- 読書に親しみ、いろいろな本があることを知っている。
主体的に学習に取り組む態度
- いろいろな本を積極的に手に取り、これまでの学習をいかして本を選ぼうとしている。
単元の展開【全2次(2時間)】
第1次(1時)「表紙クイズ」をする
①「表紙クイズ」をする。
(表紙クイズの方法)
- 絵本の表紙(全体、もしくは一部)を見せる。
- 子どもたちに、本の内容を想像させる。
教師:「この本は、何の本でしょうか。」
教師:「どんなお話だと思う? 」
②図書室へ行き、クイズで紹介された本を探す。
教師:「クイズで出てきた本を探しましょう。見つけたら読んでみて、クイズカードを書きましょう。」

③本時の振り返りをし、次回の学習の見通しをもつ。
(本時の振り返り)
- 表紙を見て、どんなお話か想像を膨らますことができた
- 図書室で本を探し、見つけられた
教師:「次回は、『表紙クイズ』を作りましょう。」
第2次(2時)「表紙クイズ」を作ったり解いたりする
①学習の見通しをもつ。
教師:「『表紙クイズ』を作ったり解いたりしましょう。」
②「表紙クイズ」を作る。
「表紙クイズ」にしたい本を探し、見つけたらタブレットで表紙の写真を撮る。
教師:「どんなお話か気になるような表紙を探してみましょう。」
教師:「みんなに知ってほしい本を選んでもいいですよ。」
③「表紙クイズ」を解く。
子どもたちは「クイズカード」を持ち、友だちのタブレットに映っている表紙を見る。その表紙の本を探し、見つけたら「クイズカード」に記入する。
④単元の振り返りをする。
(本時の振り返り)
- 表紙から本の内容を想像できた
- 興味をもって、本にふれることができた
- いろいろな種類の本があることに気づけた
授業をふりかえって
本授業では、「表紙クイズ」を作ったり解いたりする活動を通して、子どもたちがさまざまな本に関心をもち、自ら本を手に取って読もうとする姿勢を育てることをねらいとしている。
1時間目では、教師が用意したクイズに取り組み、表紙から本の内容を想像する力を高めるとともに、本への興味・関心を引き出す内容とした。
2時間目では、タブレットを活用して自分たちでクイズを作成し、友だちと解き合う活動を行った。「クイズを難しくするには、どんな表紙を選べばよいか」「見つけた人が読んでみたくなるようにしたい」といった、相手を意識した表現や工夫が生まれるよう、適宜支援を行ってほしい。
参考・引用図書
光村図書『こくご 一上』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5917/1031/2528/06s_k_nenkei1_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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