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家庭訪問にお菓子はつきものです。
保護者の方々の気持ちだし,準備してくださった手間を考えると,おいしくいただきたいところではありますが,数多くの家をまわるのだから,大変なときもあります。
出していただいたお菓子を,その場で遠慮するのも,やはり心苦しいですよね。
しかし喜んで食べ続けていると,今度はおなかが苦しい。
事前に通信等で「お菓子のお気遣いは結構ですので…」などと知らせても,やはり出てくるものです。
なんとか,失礼なくお菓子をお断りできないでしょうか。
そんなときは,こうしてみましょう。
お菓子じゃなくて,別に準備しておいてほしいものを,事前にお願いする!
先生を迎える保護者の心理としては,手ぶらで迎えるのが申し訳なく感じるのでしょう。
だからお茶やお菓子を準備すると,保護者の方もとりあえずホッとするのでしょう。
このありがたいお気持ちを,お菓子じゃない別のものの準備にあてていただくのです。
例えば
- これまでに子どもが作った図工や習字などの作品
- 子どもの小さい頃のアルバム
- 家族の思い出がつまった何か
- 親子で決めた今年の目標
などを,事前のお知らせで「お茶菓子は必要ありません。その代わり,○○を準備しておいてください」と,伝えてみましょう。
実際こういったものは担任としても見てみたいですよね。
お菓子を食べるよりも,はるかに中身の充実した話題ができます。
これらのおかげで,その子の生い立ちや性格,家族関係などが見えてくるし,そういったものを知ると,今年一年その子を受け持つ担任としてのやる気が一層強くなるもの。
こういったものの準備をお願いするのは,意外とお菓子よりも大変だったりもしますが,お金はかからない。
そして,お菓子より大変だから,これらを準備できたら,もうお菓子は準備しなくなります。
それでもお菓子が出てきたら,作品やアルバムを見て「もうおなかいっぱいになりました!」などと切り抜けては・・・(笑)
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