平成27年度実施の小学校・教員採用試験に合格したKさん(新卒)の体験談です。
小論文練習
練習として書いた文章を友達同士(4人)で見合いました。「ここがよくわからない」「ここはいいね」「この言い回しもっと変えたほうがいいんじゃない」などと話しながらお互いの論文に赤入れ(添削)しました。この練習方法が一番良かったと思います。
練習で書いたテーマについては、論文の本を買って「いじめが起きたらどうするか」「インクルーシブ教育について」「英語教育について」など20題ほど練習しました。
意識したこと
指示語を少なくすることと、自分の伝えたい事を子どもにどのように与えるかが具体的に伝わること、を意識して書きました。
形式面は、社会情勢(序論)、柱2つ(本論)、まとめ(結論)という流れで書くようにしました。本論の部分では、テーマについての自分の考えの柱を2つ立てるようにして、「私はこういう教育観があって、だからこそこの問題にはこのように解決していきたい」という書き方をしました。
練習があってこそ本番で書ける
本番は、「漢字間違いだけはしないように」と思って取り組みました。しっかり練習していたので落ち着いて書けました。
当日のテーマは、「いじめを未然に防ぐにはあなたはどうしますか」というタイトルで、800字を45分間でした。もともと自分の意見をまとめてあった内容だったのでよかったですが、やはり練習することが大切です。練習の最初の頃はは全く書けなくて赤入れどころじゃなかったです。
小論文対策のアドバイス
小論文対策をするには面接対策と同様に、まず自己分析をしっかりと行うことが大切だと思います。自分はどんな先生になりたいかがしっかりしていれば絶対に書けます。
他には、今の社会情勢を知ることです。今の社会ではどんな問題が起きていてどんな課題があるのか。そして、それを自分だったらどのように解決していくのかということを、いろいろな情報を得て考えました。だから、自分一人で考えるだけでなく、みんなで語って様々な視点や考え方に触れることが大事だと思います。
コメント