目次
1 はじめに
この記事は2019年4月に行った教育実習アンケートを分析し直したものです。教育実習ってどういう準備をすればいいの?今からできる準備って何?という声に応えられるような記事となっております。
2 アンケートの概要
この調査は2019年4月にNPO法人日本教育再興連盟のメンバーを中心に東京理科大学、早稲田大学など都内大学において、教育実習の体験エピソードを選択形式かつ複数回答を認めてアンケートを集めたものです。全部で197件の回答が集まりました。
現場に行ってきた実習生が語る!こんなことが役にたった!!
ここでは現場に行ってきた実習生の先輩たちのこれがこういう場面で役に立ったということをランキング形式でご紹介します。
(第1位)担当科目の勉強
先輩の声:授業実習や生徒指導において役に立った!
- 何もおこなわずに行くのではなく、事前にやっておくことでスムーズに進みました
- 「どう教えるか」ということを一層意識できるようになりました
- 実習前にやらなければならない教材研究の時に事前に学習していたからこそ、やることやらないことの取捨選択ができ、授業実習において落ち着いて授業が行えました。
(第2位)塾でバイト
先輩の声:授業実習や生徒指導において役に立った!
- 授業慣れできていたので生徒への発問や机間巡視のタイミング、声の大きさやペース配分など実践的に役立ちました。
- 塾で普段から子どもと接しているので子どもと比較的容易に距離を縮められるほか、具体的な行動を起こしやすいです。
- 冷静に児童生徒の対応にあたることができ、余裕を持って接することができました。
(第3位)ボランティア等で学校現場で活動
先輩の声:生徒と関わるときや学校行事において役に立った!
- 生徒と仲良くなる近道が分かりました。
- 子どもとの関わり方が分かりました。
(第4位)担当科目の教材研究
先輩の声:授業実習の場や実際の教材研究で役に立った!
- 教科書レベルの問題ならすぐに分かりました。
- 授業準備に時間をかけたことでそのときの自分ができるすべてを出し切れました。
- 事前に教材研究をしたからこそ、ほかの実習生よりは睡眠時間を確保でき、体調を崩す人が多い中でも平気でいられました。
(第5位)教育実習の体験談を聞いた
先輩の声:授業実習の場において役に立った!
- 子どもたちとの関わり方や実習におけるモチベーションの維持の仕方、子どもとの関わり方の参考になりました。
- 子どもに対しての声かけや関わり方のヒントを得ることができました。
(その他)実習関連の記事を読んだ
先輩の声
- 知識があるのとないのでは精神的な安心度が変わったり、自分の思考にも大きく影響したりします。直接活かすというよりも自分の知識と現場の実情のギャップを埋めるのに役立ちました。
- 実習関連の記事からいろいろなことを吸収して授業の方向性を早めに決定づけることができました。
3 終わりに
教育実習とは教員になりたいという夢を実現させるための第1歩ではある、と同時に、ものすごく不安になってしまうようなものですよね。この記事が今後教育実習に臨むみなさんの役に立てば幸いです。
(EDUPEDIA 編集部 千葉)
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