柴田式逆上がり指導法・誰でもできるようになる方法(柴田克美先生)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間教員をなさっている柴田克美先生がホームページに掲載されているさまざまな教育実践法の中の一つを紹介しています。
http://pinokio.blog.jp/

2 実践の内容

タオルを使って逆上がりをすると、できるようになります。しかし、タオルがないとできません。くるりんベルト(逆上がり練習ベルト)のような練習ベルトもまわるという感覚をつかむためには有効な手段です。しかし、ないとできません。

この「柴田式逆上がり練習法」「まほうの板」さえあれば、それがなくてもできるようになります。

指導の手順

  • 30㎝幅の板をもって、「かけあがってこい!」と言います。

  • かけあがると、手に体重がぐっとかかります。上まで来たところで、ぐいっと前に押してあげます。この反動で、まわるのです。

  • 手にかかる体重が、何回かやるうちに、軽くなってきます。そうしたら、けりあがるタイミングをつかめたということです。

  • 板の角度を低くしていきます。前にぐいっとおさなくても、自分の足のけりの力がこのころには強くなっているので、自分でもできるようになるのです。

この方法は、跳び箱を跳ばせるときにだんだんおしりにかかる体重が減っていくのと同じです。跳び箱と踏切台をつかった段階法や、逆上がり練習機よりもさらに効果的な方法だと自負しています。

3 講師プロフィール

柴田克美(本名)

静岡県藤枝市生まれ。明治大学卒業後公立小学校教諭として33年勤め現在に至る。
その間、学研の「学習」「イマジン学園」連載、明治図書各雑誌の執筆、静岡出版文化会の「夏休みの友」など数々の著作がある。
「知的興奮・算数ドリル」(明治図書)はアドベンチャー算数として好評を博した。
近年は大手「アマゾン」の電子本サイトにてペンネーム剣崎克彦の名で「究極のダイエット」「雨ニ負ケ剣崎克彦詩集」「脳を鍛えて120歳」など多彩な分野へも執筆活動を続けている。
幼児教育の重要性を唱え、自分の息子は東大へ入学させている。現在、認知症の予防をするため介護施設をめぐりお年寄りに学ぶことの楽しさを届けている。静岡市在住。

近著
「教室レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動&アイデア事典(仮称)」「学級開き&アイデア事典(仮称)」(いずれも明治図書2015/2、発売予定)

4 編集後記

私も小学校の体育の授業で、逆上がりをできるようにするために苦労しました。逆上がりは小学生にとって難しいものであると思います。この「柴田式逆上がり練習法」は「魔法の板」を使うことで逆上がりのポイント、コツをつかむことができます。ぜひ、実践してみてください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 川原悠成)

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