さらに遠くへ跳ぶために

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目次

1 講師プロフィール

宮城県気仙沼市出身。中学校時代から陸上部に所属。大学では応援部でチアリーダーとして活動。2001年に骨肉腫を発症し、翌年4月に右足を膝下より切断。リハビリテーションの過程で水泳を始める一方で再び陸上競技に取り組み、パラリンピック出場を目指すようになる。2004年にはアテネパラリンピックには走り幅跳びに参加し、3m95で9位。2008年の北京パラリンピックでは4m28で6位入賞を果たした。現在は会社員(サントリービジネスエキスパート株式会社)、競技選手としての活動のほか、障碍者スポーツへの理解を深め、支援の輪を広げるための活動にも取り組んでいる。
【主な著書】
『ラッキーガール』(集英社)http://amzn.to/177Yh18
『夢を跳ぶーパラリンピック・アスリートの挑戦』(岩波ジュニア新書)http://amzn.to/135XqtA

2 【講座の概要】

パラリンピック走り幅跳び代表である佐藤真海(さとう まみ)先生が自信の体験談を中心に、子供たちに困難を乗り越える喜びを示してくださいました。佐藤先生と一緒に走る子供たちの笑顔が印象的でした。

3 【授業内容】

4 【当日の教室の様子・生徒の反応】

先生の人柄、苦労を感じさせない明るさにより会場内は非常に明るい雰囲気となっていました。講義中、参加してくれた子供たちと実技として一緒に走ってくださったので、参加した子は「(障碍で)指の感覚がなさそうなのにすごく速くてびっくりした」と感想を述べてくれました。また、同じ病気を患った子を持つ母親とその子もこの講義に参加しており、「子どもも現在ダンスをやっているので、真海さん(佐藤先生)のように活躍できる子になってほしい」と明るく話してくださいました。

5 【編集後記】

佐藤先生の授業の内容自体の素晴らしさに加え、先生の言葉の力強さによって一言一言が非常に心に響きました。今回講義を取材して、義足となってもまたスポーツに打ち込もうという積極性、そのバイタリティは、目標を見失いがちな現代の若者にとって何かに打ち込み目標を見出すことの素晴らしさを説くには十分過ぎるものであると感じました。先生と一緒に走った小学生の目の輝きがその素晴らしさを既に物語っていたように思います。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 安井裕司)

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