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バトンパスに関する勘違い
バトンパスに関して、子どもも教師も勘違いをしているケースがよく見られます。何のためにリードをするのかが分かってないと、バトンを受ける側がじりじりと前に出てもらって満足してしまいます。それでは意味がありません。前の走者が走る距離が長くなるだけです。前の走者の足が速いのであればまだしも、遅いのであればリードはあまりしない方が全体のタイムは良くなるはずです。
バトンパスは、バトンゾーンを有効に使って、しっかりと加速することに意味があります。止まった状態でバトンをもらってから走るのと、ある程度加速してからもらうのとでは、小学生なら3~5mぐらいの差が出ます。ところが、走りながらもらうのはけっこう難しいです。
子どもたちにバトンタッチの練習をさせたい場合、運動場1周を使ってやると、繰り返すには体力と時間がもちません。短時間で効率的にバトン練習をする方法が「ピストンバトン」です。
方法
- 下図のように配置して、青矢印方向に走り、第一走者から第二走者にバトンパス。
- 第二走者が矢印方向に走り切った後、第三走者が入ると、下図のようになります。
- 赤矢印の方向に走って再び、第二走者から第三走者へバトンパス。
- 第四走者が入る・・・
- これを繰り返します。最終走者が第一走者にバトンパスをして、1セットが終わりです。
5〜7セットぐらい繰り返すと上達してきます。
小学生なら、3メートル手前ぐらいにミニコーンでも置いてあげると、それを目安にしてスタートすれば、きれいに加速をしてバトンが渡ります。
最初は戸惑いますが、教師が「次、3番走者」と、声をかけてあげると円滑に進みます。
下の記事も是非ご参照ください。
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