目次
1 はじめに
こちらの記事では文部科学省の許可を得て、文部科学省ホームページ上の「小学校体育(運動領域)まるわかりハンドブック」の内容をご紹介しています。
また、本記事と関連して文部科学省動画チャンネル上の「小学校高学年体育(運動領域)デジタル教材」も掲載しております。
2 関連動画
本記事と関連した実践の動画です。本記事と合わせて下の動画を参照されることもおすすめします。
「小学校高学年体育~07 短距離走・リレー:文部科学省」
3 実践内容
陸上運動(短距離走・リレー)について
この領域について
- 仲間と速さや高さ・距離を競い合ったり, 自己の目指す記録を達成したりすることの楽しさや喜びを味わうことのできる運動です。
- 走る,跳ぶなどの運動で体を巧みに操作しながら,合理的で心地よい動きを身に付けることができます。
内容構成
指導内容
(1)技能
次の運動の楽しさや喜びに触れ,その技能を身に付けることができるようにする。
- 短距離走・リレーでは,一定の距離を全力で走ること。
- ハードル走では,ハードルをリズミカルに走り越えること。
- 走り幅跳びでは,リズミカルな助走から踏み切って跳ぶこと。
- 走り高跳びでは,リズミカルな助走から踏み切って跳ぶこと。
(2)態度
- 運動に進んで取り組むこと。
- 約束を守り助け合って運動すること。
- 場や用具の安全に気を配ること。
(3)思考・判断
- 自己の能力に適した課題の解決の仕方,競争や記録への挑戦の仕方を工夫すること。
授業づくりの視点
授業づくりの考え方
- 合理的な運動の仕方を大切にしながら競走(争)や記録の達成を目指す学習活動が中心となります。競走(争)では,できるだけ多くの児童が勝つ機会が与えられるように指導を工夫することが大切です。また,記録の達成を目指す学習活動では,自らの力に応じた課題をもち,適切な運動の仕方を知って,記録を高めることができるようにすることが大切です。
ポイント
運動の楽しさや喜びに触れることができるようにルールや運動の場の工夫をする
- 高学年では,児童にとって陸上運動の楽しさや喜びに触れることができるように,競走(争)の仕方や記録を達成するためのルールや場の工夫を行います。
課題の解決の仕方がイメージできるように活動の仕方を工夫する
- 課題の解決を図るためには,まず,明確な課題をもつことが必要です。
2年間の計画(ハードル走の例)
授業づくりの留意点
運動の楽しさや喜びに触れることができるようにルールや運動の場を工夫する
- 短距離走やリレーの楽しさや喜びに触れることができるように,競走や記録の達成の仕方を工夫します。
課題の解決の仕方がイメージできるように活動の仕方を工夫する
- 課題の解決に向けて,自分(チーム)の課題を明確にもてるよう資料や発問等を工夫します。
児童のこんな姿を目指す
※転載元はこちら
(2015年8月時点のものです。)
4 編集後記
短距離やリレーなどの走る種目は苦手な児童と得意な児童の差が大きい分野だと思います。競争して勝つことも大事ですし、自分が前よりも速くなって成長を感じることもとても大事なことです。具体的な指導方法も載っているので、記事の内容と動画をあわせてぜひご覧ください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 宇野 元気)
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