そもそも、教員採用試験とは?

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教員採用試験に合格しないと教師にはなれない

教師になるためには、教員免許状を取得しただけでは不十分。免許を持ってさえいれればいつでも教師になれるというわけではなく、各自治体が行っている教員採用試験に合格する必要がある。言い換えれば、教員免許状は採用試験の受験資格の一つであって、教師になれるかなれないかは、基本的にはこの試験の合否いかんにかかっている。

教師の「採用」を決める試験ではなく、採用の「候補者」を決める試験

ただし、教員採用試験は、正式には「教員採用候補者選考試験」という名称で、採用の「候補者」を選考することが目的とされている。つまり、採用試験の合格者に保証されるのは、「採用候補者名簿」に登載されること。実際はこれに登載されれば実質的に「採用」だという自治体がほとんどではあるものの、採用試験に合格しても「最終合格=採用決定」ではないことには注意する必要がある。というのは、採用試験に合格しても、翌年の4月に教壇に立てないこともあり得るからだ。正式に採用が決まるかどうかは、遅い人では3月下旬(まさに直前)まで待つ必要がある。というのは、退職者が確定したり、人事異動がある程度定まって、新年度(4月)から必要になる教員数が確定してから、新規に採用する人数も決まってくるからだ。そのため、新規採用された場合も赴任先の学校はギリギリまでわからないということが一般的だ。

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