本単元で身に付けたい資質・能力
本単元では、ものの名前を集める活動を通して、言葉には、事物の内容を表す働きがあることや意味による語句のまとまりがあることに気づく力を身に付ける。また、「おみせやさんごっこ」を通して、互いの話に関心をもち、相手の発言を受けて話をつなぐ力を身に付ける。
単元の評価基準
知識・技能
- 言葉には、事物の内容を表す働きがあることに気づいている。
- 身近なことを表す語句の量を増やし、言葉には、意味による語句のまとまりがあることに気づいている。
思考・判断・表現
- 「話すこと・聞くこと」において、互いの話に関心をもち、相手の発言を受けて話をつないでいる。
主体的に学習に取り組む態度
- 言葉の上位語と下位語に関心をもち、学習の見通しをもって、「おみせやさんごっこ」をしようとしている。
単元の展開【全3次(5時間)】
第1次(1時)学習の見通しをもつ
① 教材文を読み、「くだもの」「さかな」を表す言葉を探し、丸で囲む。
出てくる言葉:りんご、みかん、バナナ、あじ、さば、たい
② ものには、一つ一つに名前がついていることや、まとめてつけた名前があることを知る。
【一つ一つの名前】りんご、みかん、バナナ→【まとめてつけた名前】くだもの
【一つ一つの名前】あじ、さば、たい→【まとめてつけた名前】さかな
③ 本単元の学習課題を確認する。
教師:「ものの名前を集めて、おみせやさんごっこをしましょう。」
④ 次回の学習の見通しをもつ。
教師:「次回は、ものの名前をたくさん集めましょう。」
【板書例】

第2次(2時)ものの名前を集めてグループに分け、「まとめてつけた名前」をつける
① 学習の見通しをもつ。
教師:「ものの名前をたくさん集めましょう。」
② 見つけたものの名前を短冊に書く。
教師:「一枚の短冊に、ものの名前を一つ書きましょう。」
③ 書いた短冊を発表し、黒板に貼る。
④ 短冊を黒板上で動かしてグループを作り、「まとめてつけた名前」をつける。
教師:「一つ一つの名前をグループにまとめましょう。」
児童:「『タンバリン』と『ピアノ』は、『がっき』グループにまとめられるね。」
児童:「『えんぴつ』と『はさみ』は、『ぶんぼうぐ』グループにまとめられそう。」
⑤ 次回の学習の見通しをもつ。
教師:「次回は、おみせやさんを開く準備をしましょう。」
※次回、何のおみせを開くか考える材料になるように、板書を写真などで残しておく。
第2次(3時)おみせを開く準備をする
① 学習の見通しをもつ。
教師:「おみせを開く準備をしましょう。何のおみせを開きたいですか。」
② 何のおみせを開くか考える。
教師:「前回は、このような(前回の板書を見せて)ものの名前や、まとめてつけた名前が出てきましたね。」
児童:「『がっきやさん』や『ぶんぼうぐやさん』が開けそうだね。」
児童:「私は、『がっきやさん』を開こうと思います。誰か一緒にしませんか。」
③ 何を売るか考え、カードにものの名前と絵をかく。
④ 次回の学習の見通しをもつ。
教師:「次回は、前半と後半に分かれて、おみせを開きましょう。」
【カード例】

第3次(4時)前半グループがおみせを開く
① 学習の見通しをもつ。
教師:「今日は、前半グループがおみせを開きます。後半グループはお客さんです。」
※机を複数組み合わせて島型に配置し、机の上にカードを並べておく。
② 注文の仕方を確認する。
教師:「ものを買うとき、どのように話しかけるといいですか。」
児童:「ものの名前を言います。」
児童:「いくつほしいかも言うといいと思います。」
③ おみせやさんごっこをする。
④ 次回の学習の見通しをもつ。
教師:「次回は、後半グループがおみせを開きます。」
第3次(5時)後半グループがおみせを開く
① 学習の見通しをもつ。
教師:「今日は、後半グループがおみせを開きます。前半グループはお客さんです。」
※机を複数組み合わせて島型に配置し、机の上にカードを並べておく。
② 注文の仕方を確認する。
教師:「前回、どのように注文しましたか。」
児童:「『りんごを一つください。』というふうに、ものの名前と数を言いました。」
③ おみせやさんごっこをする。
④ 単元のまとめをする。
教師:「おみせやさんごっこは楽しかったですか。みなさんは、どんなものを買いましたか。」
児童:「やおやさんで、いちごを一つ買いました。」
児童:「ぶんぼうぐやさんで、えんぴつや消しゴムを買いました。」
授業をふりかえって
2時間目「ものの名前集め」の活動では、児童らが、生活の中で触れてきた言葉を楽しみながら出し合うことで、身の回りにはたくさんの言葉があることや、それらをまとめる言葉があることに気づかせたい。
「おみせやさんごっこ」の活動では、児童らが「おみせやさん」と「お客さん」という立場を演じることをきっかけに、相手の発言を受けて話をつなぐことの楽しさに気づかせたい。
参考・引用図書
光村図書『こくご 一下』
参考・引用URL
https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5917/1031/2528/06s_k_nenkei1_03.pdf(光村図書HP内)
執筆者
MUKOせんせい
元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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