「言葉から連想を広げて」(光村図書4年国語)~題名当てクイズをしよう〜

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目次

本単元で身に付けたい資質・能力

本単元では、一言で詩を書く活動を通して、自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫する力を身に付ける。また、必要な語句などの書き留め方を理解し使う力を養う。

単元の評価基準

知識・技能

  • 必要な語句などの書き留め方を理解し使っている

思考・判断・表現

  • 「書くこと」において、自分の考えとそれを支える理由や事例との関係を明確にして、書き表し方を工夫している

主体的に学習に取り組む態度

  • 連想を広げ、書き表し方を工夫し、学習の見通しをもって、一言で詩を書こうとしている

単元の展開【全2次(2時間)】

第1次(1時)言葉から連想する

① 題名当てクイズをする。

教師:「問題です。この詩の題名は何でしょう。」

児童:「『おふろあがり』だから、『さっぱり』とかかな。」
児童:「『フルーツ牛乳』とか…。」

教師:「正解は、『ニンジン』です。」

教師:「これは、詩人のまど・みちおさんが作った詩です。まどさんは、『ニンジン』という題名で、どうして『おふろあがり』という一言を書いたのでしょうか。にんじんからどのような連想をしたのか、考えてみたくなりませんか。」

② プリントを使って、連想を広げる。

教師:「『ニンジン』から、関わりのありそうなことや、思いついたことを、たくさん書き出しましょう。」

③ 広げた連想を発表し合う。

教師:「どのような連想をしましたか。」

児童:「『ニンジン』から『うさぎ』を連想しました。」
児童:「『ニンジン』は、『土に埋まっている』物で、『かくれんぼ』を連想しました。」

④ 次回の学習の見通しをもつ。

教師:「次回は、身の回りの物の中から一つを選んで、一言で詩を書いてみましょう。」

【プリント例】

第2次(2時)一言で詩を書き、題名当てクイズをする

① 学習の見通しをもつ。

教師:「身の回りの物の中から一つ選んで、一言で詩を書きましょう。」

② 表現したいものを選び、プリントを使って連想する。

③ 一言で詩を書く。

④ 班で題名当てクイズをする。

教師:「題名を隠して詩を読み合って、題名当てクイズをしましょう。答え合わせをした後は、なぜそのように連想したのか、プリントを見せて連想の道筋を紹介し合いましょう。」

(クイズを終えた後)

教師:「おもしろい表現に出会ったら、どうしてその言葉を使ったのかを考えてみると楽しそうですね。」

【プリント例】

(表)

(裏)

授業をふりかえって

本授業では、児童たちに、作者がどんな連想を繰り広げたのか想像する楽しさを味わってほしいという思いから、題名当てクイズを導入した。クイズがより盛り上がるような作品が増えるよう、児童たちには、想像を深めるほど題名を当てるのが難しくなることを伝えてほしい。

参考・引用図書

光村図書『国語 四下』

参考・引用URL 

https://assets.mitsumura-tosho.co.jp/5717/1031/3365/06s_k_nenkei4_03.pdf(光村図書HP内)

執筆者

MUKOせんせい

元小学校教諭としての経験を活かし、中学・高校でも講師として教壇に立つこと多数。現在は、子育てに奮闘しながら、現場で働く先生方をサポートするウェブライターとして活動中。

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