長なわ8の字連続跳び~クラス全員成功へ

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作成者: matsui (Edupedia編集部)さん

まずは、教師が回してあげましょう


長なわは、休み時間にたくさんの人数で遊ぶのに、ちょうどよいです。心をひとつにして協力することができますし、体力の増進にも役立ちます。運動場の狭いスペースさえあればできます。私は4月中には必ずクラス全員が連続(空回りなし)で8の字跳びができることを目指します。
と、言っても40人に近い学級の場合、いきなり全員参加で1本のなわを跳ぶのはちょっと無理があるかもしれません。待ち時間が長くなってだらけます。練習をさせる場合は上手にグルーピングしましょう。

さて、上手に跳ばすには、まず教師がなわを回してあげるのがいいでしょう。2年生以上なら、是非「8の字連続(空回りなし)跳び」を目指してください。メンバーにもよりますが、2年生で200回、3年生で500回ぐらいはいきます。3年生で748回跳んだ記録もあります。100×学年ぐらいの回数を跳ばせることを目安にすればいいと思います。

8の字跳び 10の基本技術
も是非ご参照ください。

あまり回数を目標にしても飽きがきますので、さまざまなバリエーションを設定するのもよいかと思います。

長なわ様々なバリエーション

クラス全員で何かを達成することは、とても盛り上がるイベントです。下記の記事も是非ご参照ください。

「クラス全員成功」という金字塔

まずは、教師が回してあげましょう


* リズムの悪い子がいますので、「タタタ、トン、タタタ、トン、タタタ、トン、タタタ、トン、・・・」等と、擬音でリズムを言ってあげてください。

* 前の人が跳んだ瞬間に走り出します。つまり、前の人のトンで走りはじめ、タタタで真ん中に行って、トンで自分が跳びます。上手になってきたら、「トン、タタタ、トン、タタタ、トン、タタタ、トン、タタタ、トン、・・・」と言っていたのを「跳んだら走る、跳んだら走る・・・・・」に変えてみてもいいでしょう。

* なわの一番低い所まで走りこんで跳ぶようにアドバイスしましょう。時には、なわが止まった状態で、どこが一番高く、どこが一番低いかを子供たちに確認させるのもいいでしょう。水線や白線で飛ぶ位置(真ん中)をマーキングするのもよいと思います。

* 回し手の間を短くすると、走る距離が短くなって入りやすくなります。逆に長くすると走る距離が長くなって運動量が多くなります。

* 「引っかかったらすぐに、回す人を交代する」という子供たちなりのルールがありますが、これではなわを回すリズムがいちいち変わるし、交代のための時間がもったいないし、誰のせいで引っかかったのかでもめる確率が高くなります。そこで、「3回目に引っかかったらアウト」というルールに変更させます。そうすると、いつも引っかかる人が同じで結果として同じ人が回しているという事態が避けられます。

* 未経験者が多く、苦手な子供が多くて連続跳びが続かない時は、引っかかった子供を運動場一周させるとか、見学させるとかして、まず上手な子供を育てましょう。その方が結局は全員成功への早道になります。

* 引っかかっても①痛くない②みんなは責めないということを理解させましょう。


* 苦手な子供が続くと、リズムが狂って失敗します。苦手な子供の間に上手な子供を入れます。上手な子供には、“苦手な人のために狂ったリズムで跳ぶ”というレベルの高い業をやってのけているのだという自負心をもたせられるようにアドバイスしましょう。跳べた時には「さすが、○○ちゃん!すごい!カバーの天才!」と、誉めてあげましょう。

* 苦手な子供は入るタイミングがなかなかつかめません。その子供の後ろに上手な子供をつけて、ゆるく背中を押してタイミングを教えてあげることもお願いしましょう。背中を押しつつ狂ったタイミングで跳ぶことは至難の業ですが、できる子供はいます。

* 人数が多くても少なくてもやりにくいです。低学年は体力を考えると200回を超えたらしんどくなってしまう子供が出てきます。15人ぐらいがちょうどかもしれません。クラス全員で跳びたいのは分かりますが、あまり人数が多いと集中力が続きません。クラスを2つか3つに分けて、20人以上になるのは避けましょう。

* 全員が数を数えるようにしましょう。数百回飛んでいる時には、きりのいい記録の前10回前ぐらいから数えるのもいいでしょう。391,392,393,394,395,396,397,398,399,400!

* 引っかかることを恐れず、とにかく突っ込めば先生があなたのジャンプに合わせて回してあげるから大丈夫だということも伝えましょう。そのためには、教師の縄を回すスキルアップも必要です。
* 記録挑戦時には教師が上手に回してあげることも必要になってきます。ひとりひとりの子供の癖を見抜き、【手元で10cm前後左右上下に縄を操る技術】 【個々のリズムに合わせ0.1秒単位で早く回したり遅く回したりして調節する技術】を身につけてください。

* 記録に挑戦しても、必ず引っかかって終わることになるので、「誰かが引っかからないと一生長なわをしていることになります。」「記録達成時には、引っかかったことを残念がるよりも、みんなで達成できたことを喜ぼうね」と、言っておきましょう。

* 1年生や2年生は走行距離が短い方が入りやすく、抜けやすいです。縄を回す人の間を狭くすると、走行距離が短くなります。縄がUの字に近くなるので、回すひとの近くの縄が高くなっていることがなく、楽に跳べます。短縄を跳ぶ場合の2倍程度の間隔で跳ばせるといいでしょう。また、超高速跳びをするときも、回し手の距離を短くすると数分でものすごい回数を飛べます。

どうしても連続跳びができない子供


どうしても連続跳びができない子供は、学年が低いほど少なからずいます。ここに対応しない限り、「連続記録達成」と言ってもなんだか空々しいです。さて、どいうケアが必要か。

* みんなといっしょに練習するのはかなり辛いです。連続記録が自分のところで途絶えることになるのは、苦手な子供にとってはプレッシャーになるだけです。周りの子供もイライラし始め、下手をすると攻撃的になってしまいます。分けて練習をさせてあげてください。全員が連続記録を目指す場面を避け、その子供たちをサポートしてくれる優しい子供を募りましょう。「○○さんが跳べるようになるよう、サポートしてくれる人、いませんか?サポートはとっても難しいよ。」と、ちょっと「できる子供」の心をくすぐりましょう。あまりたくさんサポートメンバーが増えると苦手な子供の練習機会を奪う羽目になるので、名乗り出た子供たちに「じゃあ、時々、お呼びするからその時には頼むね。」と、かわしておきましょう。

* サポート体制が整ったところで、連続跳びの縄の回し手は子供に譲って苦手な子供たちを抽出して特訓をします。このグループを「できないチーム」のような名前にするのは完全アウト、「がんばりチーム」あたりが妥当でしょう。

* がんばりチームが結成されたところで、めあてを確認します。もちろん最終目標は連続跳びですが、最初は・・・
「まず、回しての真ん中、縄の真ん中に立ちます。先生が回してあげるから縄をよく見て跳んでね。これをその場跳びって言うね。最初は1回、次に2回、5回、10回、20回を目指します。20回跳べたらいいね。」と、その場跳びの合格ラインを示します。

* 苦手な子供たちは、その場跳びさえ難しいことが多いです。最初真ん中に立たせていても、だんだん前に行きがちです。肥満気味の場合も多く、20回を飛ぶ体力がない場合も。目標を小刻みに示し、励まし続けましょう。

* 「先生が『せーの、トン』って言ってあげるから、そのタイミングで跳んでね。」と、擬音でサポートしてあげます。回し手が上手で我慢強くないと上手くいかないので、上手な子供をスカウトします。

* その場跳び20回を楽に跳べるようになったら、断続跳び(走りこんで跳ぶ)ができるように挑戦させます。この時、サポートメンバーを5人ぐらい増やして、断続跳びで引っかからないように練習を進めていきます。

* 断続跳びがスムーズにできるようになった子供たちから、連続跳びチーム(「チャレンジチーム」とか命名しておきましょう)に加えて、前述した連続跳びのスキルアップ練習を進めてください。

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