1.1 太陽と地面の様子
この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。
1 単元のねらい
ここでは,太陽と地面の様子について興味・関心をもって追究する活動を通して,日陰の位置の変化と太陽の動きとを関係付けたり,日なたと日陰の地面の様子の違いを比較したりする能力を育てるとともに,それらについての見方や 考え方をもつことができるようにする。
2 単元の内容
日陰の位置の変化や,日なたと日陰の地面の様子を調べ,太陽と地面の様子との関係についての考えをもつこと ができるようにする。
ア 日陰は太陽の光を遮るとでき,日陰の位置は太陽の動きによって変わること。
イ 地面は太陽によって暖められ,日なたと日陰では地面の暖かさや湿り気に違いがあること。
ここでは,太陽の影を観察することで,太陽が東の空から南,西の空へと動いていくことを,影を見つけたり,影で 遊んだり,影をつくったりして体験しながら学んでいく。児童にとって遠い空間を移動する太陽の動きを理解するのは 難しいことなので,児童の発達を重視し,体験に基づいた理解を図るようにする。
したがって,指導者は,様々な方法で活動に取り組ませ,児童の物の見方や考え方を変えたり,広げたりすることが 大切になってくる。例えば,日陰は太陽の光を遮るとできるということを理解するために,影踏み遊びをさせたり,影 探しをさせたり,遮光板で太陽を観察させたりして,多様な方法で児童に太陽と影の関係をしっかりとらえさせる。
また,本単元は第3学年B(3)「光の性質」の内容とかかわりがあるが,ねらいが違うことを意識して指導する必要 がある。ここでの学習は,「見かけ上,太陽と月は同じような動き方をしている」という第4学年B(4)「月と星」の内 容につながり,さらに,第6学年B(5)「月と太陽」につながっていく。
さらに,日なたと日陰の地面の様子を比べることで,地面は太陽によって温められ,暖かさや湿り気が違うことを, 手や足で地面に触れたり,温度計で地面の温度を測ったりしながら理解する。ここでの学習は,太陽が地面を温める ことで気温が上がったり水の蒸発が起こったりすることと関係があり,第4学年B(3)「天気の様子」や第5学年B(4)「天気の変化」とつながっていく。
引用元
文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm
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