水彩絵具の濃淡について

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作成者: 新海敬造さん

造形教室で全学年の児童を対象に「絵具の使い方の基本」を指導しました。そのなかで多く見受けられたのは含み水の量加減がわからないままで、水溜りをつくり、隣の色とにじませてしまって助けを求める子。水が不足していて油彩のごとくゴシゴシこすり付ける子。画材としてはどちらも間違いではありませんが、描画嫌いを生む原因になっていることも事実です。

低学年生には「なめらかな絵具」になるように少しづつ水を加えていこうと声をかけています。パレットの縁で筆先を整えることも添えています。

高学年生には水分量によって透明にも不透明にもなる絵具であることを再確認させるために、淡彩画を観賞させてから実際に「にじみ」「グラデーション」を描かせます。すると「学校の授業と違う。こんなに薄い色使いはダメと先生からいわれました!」想定内の反応です。次に5段階の水分量で単色のグラデーションを描かせます。さらにはポスターカラーを用意して絵具の違いによる濃淡の表現を指導。

これまでは、にじんでしまった(失敗してしまったと思っていた)隣どうしの色が綺麗に見えたり、油絵のような質感に驚いてみたりと、普通に使っていた絵具の表現の幅広さに新しい発見があったのではないだろうか。

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コメント
  • たいへん興味深い記事です。昔自分が教育実習生だった時に見せていただいた小学校2年生の図工の時間、薄い薄い緑色で着色作業を行わせていたのがとても印象に残っています。印象だけで、どういう方法だったのかを思い出せないでします。よろしければ新海先生の、実際の指導の手順を詳しく書いていただいたり、作品の写真を見せていただけたりすると嬉しいです。

  • matui hiroshi (Edupedia編集部) (11/25 1:53)

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