魔よけのお面作り(シリウス)

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目次

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

この作品は、低学年でもある程度の仕上がりが見込まれ、子供たちにも満足感を与えることができるよい教材である。
今回は6年生の授業で行った、奥の深い「魔よけお面」の作り方について解説する。

作り方

  1. 50㎝四方の金網を用意する。なるべく目の細かいものが望ましい。買うときにはロール状であるので切って使う。
  2. ペンチなどを使い表情をつけていく。ポイントは、眉毛・鼻・口である。鼻の高さは5㎝くらい。裏側から押す感じで平面だった金網に表情をつけていく。遠くから見させて、表情がわかればよし。ここでいい加減にやると、台無しである。何度も何度もやり直させてもよい。
  3. その金網を土台として3層に半紙を5cm位にちぎって、でんぷんノリをつけて張り付けていく。上に上に張り付けていくとだんだん厚くなってくる。
  4. 半紙のあとは、新聞紙を3重に。そのあと段ボールを水につけて同様にのりを付け張り付けていく。この作業は、その都度乾いてからやるので、3日~4日はかかる。最後に残ったでんぷんのりを全体にすり込み、丈夫にする。表面がかりかりになるまで乾かして、第一段階終了。
  5. いよいよ色塗り。自由に塗らせてもいいが、白だけは使わせない。仕上げでひげや模様をつけるとき効果的だからである。「これは!」という色塗りをしたことがいたら前に掲示し、めちゃくちゃほめる。思いっきり塗っている子に着目するのがポイント。
  6. 仕上げにニスを塗り、台紙の金網を取り外してできあがり。

迫力のある魔よけのお面が登場!!

3 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

4 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

5 編集後記

カラフルで迫力のあるお面をつくる実践です。このお面を使って運動会や発表会の出し物をすることもできそうだなと感じました。子どもたちの楽しそうな声が聞こえてくる、とても楽しそうな授業です。ぜひお試しください。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 内藤かおり)

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