1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/
2 恐竜の作りかた
ダンボールを使って迫力ある恐竜の顔づくりをしました。自分の家からそれぞれ恐竜の本を持ち寄ってイメージを膨らませました。立体感があり迫力のある恐竜ができました。全7時間です。
① 本を観たり、ビデオを見て恐竜のイメージを膨らませる
② 恐竜の顔の設計図を書く
・大きさは、自分の顔よりも大きくする
・最初の形で、はっきりと恐竜とわかるような形にする
③ ダンボールに下書きをして切り取る
・顔の形をだんだん小さくして、ダンボールを三段重ねにする
④ 牙、目、鱗がはっきりするよう形を作る
・目もダンボールを三段重ねにする。
・牙は大きくはっきりと作る
・目は二つあるようにする。
⑤ ダンボールを木工用ボンドやノリで貼り合わせる
⑥ 絵の具で色をつける
・色は濃くペンキ塗りがいい。
・牙は白色。
・目は、赤・黒・白の組み合わせがよい。
⑦ ニスを塗って乾かす
⑧ 紐を通す穴を開けて、しっかりした布製の紐を通す
・ビニル製の紐では、安っぽくなってしまう。
⑨ 感想カードを書けばできあがり
・恐竜の体の形にすると、頭でっかちの恐竜になってユーモラスな雰囲気になる。
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。
4 書籍のご紹介
「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)
「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)
「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)
「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)
5 編集後記
図工の実践です。工作を通じて、モノづくりの楽しさを実感しつつ、創造性を育むことができると思います。こういった創造性は、現代社会で求められる問題解決能力とも結びつくモノであり、とても大切であると思います。ぜひ本実践をご活用ください。
(編集・文責:EDUPEDIA編集部 佐藤光紘)
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