文部科学省HP内にある次期指導要領改訂に関するページを紹介します。
必読!これからの学校教育の方向性を示す「論点整理」
平成27年8月に教育課程企画特別部会において論点整理が行われ、これからの社会に生きる子どもたちに、どのような資質・能力が必要なのか、それを育むためにどのような教育を行っていくのか、という方向性が示されました。
今回の改訂では、教科ごとの縦割りで教育内容を考えるのではなく、初めに目標とすべき「育成すべき資質・能力」を念頭に置き、教育課程全体を構造的に捉えることから始めて、学習指導要領の在り方を検討しています。
(論点整理 目次)
各教科はどう変わるの?
各教科において「グローバル教育ってあるけど、小学校の英語って何が目標なの?」「社会科や理数系の教科が統合されるって聞くけど、よく分からない・・・」と思われる方も多いのではないでしょうか。指導要領作成など国の動きは見えにくく、いつのまにか決まっている、という印象がありますが、公開されている情報も少なくありません。
初等中等教育分科会ページには、各教科、教員養成、特別支援学校等の部会に分かれて行われた会議の議事録や配布資料など、たくさんの情報が公開されています。
「社会に開かれた教育課程」「アクティブ・ラーニング」「カリキュラム・マネジメント」といったキーワードについても議論されており、大きな視点で教育を考えたり、自分の専門分野から具体的に考えたりするなど、自身の教育観を広げるために活用できることと思います。
スライドで見る指導要領改訂のポイント
右クリック、新しいタブで開くと大きく見られます
「学習指導要領改訂の視点」
(論点整理 資料1より)
「育成すべき資質・能力の三つの柱を踏まえた日本版カリキュラム・デザインのための概念」
(論点整理 資料1より)
「学習指導要領等の構造化のイメージ(仮案・調整中)」
(論点整理 資料3より)
次の指導要領はいつから始まるの?
平成28年
・審議のまとめ
平成28年度内
・中央教育審議会として答申
幼稚園は平成30年度~
小学校は32年度~
中学は33年度~
高校は34年度~年次進行により実施予定。
耳からも学べる You Tube (mextchannel:文科省チャンネル)
次期学習指導要領改訂へ向けた文部科学省の考え方や検討の方向性について、教育課程企画室長の大杉住子さんが解説されている映像資料です。
スライドを用いて説明されているので、細かい資料を読むのが苦手な方、聞く方が理解しやすい方はこちらがおすすめです。
学習指導要領次期改訂に向けた論点解説(1) 「社会に開かれた教育課程」の実現と教育行政における最新の動向について :文部科学省(15分)
学習指導要領次期改訂に向けた論点解説(2) 資質・能力の育成に向けたカリキュラム・マネジメントについて :文部科学省(17分)
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