椋鳩十さんが伝えたかった心

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椋鳩十の作品を通して

「大造じいさんとガン」の学習の流れの中で、「月の輪熊」「金色のあしあと」「片耳の大シカ」を子供たちに読ませた。(「椋鳩十さんの物語を読もう」を参照)

動物文学を書いた椋鳩十さんは、作品を通して私たちに何を訴えたかったのであろう。椋鳩十さんが私たちに伝えたかったことを考えた。

>これまで動物の物語をいくつか読んできました。椋鳩十さんは、動物の物語を通して、私たちに何を伝えたかったのでしょう。学習したことを思い出しながら考えを書こう。

  • 椋さんはぼくたちに思いやりや気持ちを伝えたかったと思います。月の輪熊で言えば、母熊を取ろうとしたことも子どものために死んでも守るという気持ち、思いやりをぼくは感じました。椋さんは動物にやさしいと文章を読んでいたらわかりました。それは動物に対するやさしい気持ちがうかんでくる話です。 (Y.M)
  • 動物は「きょうぼう、きょうぼう」と言われているけど、本当はすごくやさしくてゆうかん。けれどその動物たちを人間は殺して、どんどん少なくなってしまっているのだから。少しは殺すばかりではなく、守ろうという気持ちを大切にしていこう、ということを伝えたかったんじゃないかと思いました。(M.R)
  • 椋鳩十さんは、みんなに動物も人間みたいに少し似ていて、動物も自分の仲間や誰かを助けることをしたりする。動物の心は本当はやさしい、 ということを伝えたかったと思う。 (Y.I)
  • 動物をむやみに殺さないでほしい。動物も人間と同じように生活して暮らしているんだから。動物の子どもがもし殺されたらみんな家族が悲しむ。人間だって同じだからむやみに動物を殺すのはよくないと思いました。 (H.M)
  • 動物をいたみつける私たちに対して、動物たちはこんなにすばらしい生き物なんだよ、と言っていると思う。椋鳩十さんはこんなすばらしい話を書いた人なんだから、きっと心の広い人だと思う。そしてこれからのわたしたちの動物に対する気持ちを大切にと伝えたかったのだろう。  (M.M)
  • 椋鳩十さんはぼくたちに動物に対する気持ちを教えてくれたと思います。「大造じいさんとガン」や「月の輪熊」「金色のあしあと」すべて動物に対する気持ちが変わることがかかれています。たぶんだけれど、 椋鳩十さんは動物に対する心が変わって、このことを誰かに伝えたくて、 動物に対する気持ちのことを書いたと思います。(M.U)
  • 椋鳩十さんは、私たちに動物は人間の心を変えさせることができるんだよ、と私たちに伝えたかったんじゃないかなあーと思います。動物は人間と同じで助け合って生きているから動物は人間のものじゃないからむやみに動物を殺して「人間のものにするのは行けない」ということを伝えたかったんじゃないかなと思います。(S.T)
  • 椋鳩十さんは動物にはいいところがあり、人間もそれに感動させられることがあるということを伝えたかったと思います。動物には人間のおそろしい気持ちを優しくほがらかな気持ちに変えさせることができるとい うことを伝えたかった。 (Y.K)
  • 動物たちの愛情、勇気、気持ちは人間より何倍も上だと伝えている。動物も人間と同じで家族でくらしたり助け合っているから、人間もむやみに動物を殺してはいけない。 (S.M)

このように、椋鳩十さんの伝えたかった心をノートに書いていった。椋鳩十の作品を通して私は「愛・知恵・勇気をふりしぼって命を守ろうとする姿。命の大切さ、尊さ、動物のすばらしい姿に素直に感動していく人間としての高まり」ということを感じる。

出典:シリウス/静岡教育サークル http://homepage1.nifty.com/moritake/index.htm

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