電気の通り道(理科 指導案)

1.1 回路図に表現することで科学的な言葉や概念の習得を図る事例

この実践は文部科学省から許可を得て、文部科学省ホームページ上の「先生応援ページ」より転載させて頂いております。ここから指導案もダウンロードできます。

添付ファイル

単元の目標

電気の通り道について興味・関心をもって追究する活動を通して,電気を通すつなぎ方と通さないつなぎ方,電気を通す物と通さない物を比較する能力を育てるとともに,それらについての理解 を図り,電気の回路についての見方や考え方をもつことができるようにする。

単元

乾電池に豆電球などをつなぎ,電気を通すつなぎ方や電気を通す物を調べ,電気の回路についての考えをもつことができるようにする。ここでの指導に当たっては,電気を通す物と通さない物を調べる際に,実験の結果を表などに整理することで,物の性質をとらえることができるようにする。 また,実験の結果を考察する場面では,豆電球などが点灯したり,点灯しなかったりする現象を「回 路」という科学的な言葉を使用して説明できるようにする。

主な学習活動

(1)単元の指導計画(全8時間)

(2)本時の学習(3/8時間)

  1. 目標 「回路」という科学的な言葉を使って,電気の通り道について説明をすることができるようにする。
  2. 本時の展開
  • 電気を通すつなぎ方と電気を通さないつなぎ方を比較する。
  • 話し合いを通して,電気を通すつなぎ方は輪になっていて,通さないつなぎ方は,途中で輪が切れていることを見付ける。
  • 電気を通すつなぎ方を「回路」という科学的な言葉を使って説明する。

指導事例と学習指導要領との関連

小学校学習指導要領の第2章 第4節理科第2(第3学年)の2において,A(5)「電気の通り道」が示され,また,第3の1の(2)において,「観察,実験の結果を整理し考察する学習活動や, 科学的な言葉や概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動が充実するよう配慮すること。」と示されている。

第3学年では,問題解決の過程を通して比較する能力を育成することに重点が置かれている。比較をしながら見付けた差異点や共通点から,自然の事物・現象の規則性を考察し,それを表現していくことが大切である。

本事例では,豆電球,導線,乾電池をつないで明かりをつけ,自由試行をしながら,豆電球に明かりがつくつなぎ方とつかないつなぎ方を見付けていく。つなぎ方について比較をし,それぞれを 分類,整理し,明かりがつくつなぎ方についての共通点を見いだすことによって,乾電池,豆電球, 導線が輪のようにつながっていることに気付かせていく。電気を通すためには,輪のようにつなが った状態をつくり,それを「回路」ということを知らせる。その後,「回路」という科学的な言葉や概念を使って,電気を通すつなぎ方を説明させていく。

「回路」という科学的な言葉を使って説明させることにより,これまでに学習したことを振り返ったり,日常の生活の中を見つめ直したりして,電気について考えさせるきっかけとなる。

【言語活動の充実の工夫】

体験したことを図を用いて説明する活動

本時では,豆電球に明かりがついた場合のつなぎ方だけではなく,つかなかった場合のつなぎ方 を比較させ,どのようにつなぐと豆電球に明かりがつくのかについて考察させ,記述させた。

豆電球に明かりがつくつなぎ方については,豆電球,乾電池,導線がどのようにつながっているのかを言葉だけでなく図などを用いて説明させた。その中で,児童は,一つの輪のように豆電球, 乾電池,導線がつながっているとき,電気の通り道ができることを説明した。輪になることで電気 の通り道ができ,電気が流れるということや,その輪が切れたときには,電気の通り道ができなくなり,電気が流れないので豆電球に明かりがつかないことを説明することができた。

「回路」といった科学的な言葉や概念の習得

児童が,電気の通り道を説明する際に使った「輪」という言葉を取り上げ,豆電球,乾電池,導 線を図示しながら,一つの通り道でつながり,輪になっていることを児童の表現を基にしてとらえ ることができるようにした。その後,児童が表現した「輪」という言葉は,「回路」という科学的 な言葉であることを知らせた。「豆電球,乾電池,導線がつながって一つの輪になっていると,電気の通り道に電気が流れます。この輪を回路といいます。」というように,児童が表現した「輪」 という言葉が意味することとと「回路」という言葉が意味することが同じであることをおさえた。 「回路」という科学的な言葉を習得できるように,理解・伝達といった言語活動の充実を図った。

「回路」といった科学的な言葉や概念の習得

児童が,電気の通り道を説明する際に使った「輪」という言葉を取り上げ,豆電球,乾電池,導 線を図示しながら,一つの通り道でつながり,輪になっていることを児童の表現を基にしてとらえ ることができるようにした。その後,児童が表現した「輪」という言葉は,「回路」という科学的 な言葉であることを知らせた。「豆電球,乾電池,導線がつながって一つの輪になっていると,電 気の通り道に電気が流れます。この輪を回路といいます。」というように,児童が表現した「輪」 という言葉が意味することとと「回路」という言葉が意味することが同じであることをおさえた。 「回路」という科学的な言葉を習得できるように,理解・伝達といった言語活動の充実を図った。

引用元

文部科学省ホームページ「先生応援ページ」(授業資料・学習評価等)

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/senseiouen/index.htm

添付ファイル

14

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA