日記の授業 小学2~6年・中学1年
日記・作文の授業:学習指導案(全1時間)
テーマ:日記・作文の中の「いいヤツと、わるいヤツ」
ねらい:五感を働かせて書く楽しさを体験することで、日記・作文は五感を働かせて書くと、自分の思いを豊かに表現できることに気づくとともに、書きたいな!という意欲を高める。
【本時の展開】
時間 5分
学習の流れ◎導入を聞く。
教師の支援
- 児童の作業の前に、補足にある×と○のちがいを板書して説明する。(大きな紙に書いたものを貼ってもよい)
補足×したこと(手足)○見たこと(目)○聞いたこと(耳)○さわった感じ(肌)○におい(鼻)○味(舌)○話したこと(口)○思ったこと(心)○考えたこと(頭)を板書
時間10分
学習の流れ◎2つの日記の中のⅠ文1文を「したこと」、「五感を働かせたこと」に分ける。(個人で)したことには×、五感を働かせたことには○をつける。
教師の支援
- ワークシートを配る。
- 作業は、1行ずつ、みんなで確認しながら、一緒にしていく。
補足
- 板書の○×を確認しながら、全員がまちがわないように気をつける。
- 特に五感については、簡潔に説明し、理解させる。
時間 15分
学習の流れ◎五感を働かせることを意識して、短い作文を書く。題材「箱の中身
教師の支援
- 担任が箱を開けながら、児童が集中できるように、パフォーマンスをしつつ、担任の1動作ずつ(1文ずつ)、書かせていく。
補足
- 板書の○の文を示しながら、五感を働かせて書いてみることを促す。
- 箱を開ける作業を1コマずつ児童に手伝ってもらってもよい(交代で)。
- 段ボール箱の中にちょっと小さい箱を入れ、その中に、さらに小さい箱を入れ、それをくり返して、最後の一番小さな箱に日記帳に貼らせるイラスト(この記事の一番下)を人数分、入れておく。(小2なら、大胆にザリガニを入れておいて、生活につなげるのもおもしろい)
時間10分
学習の流れ◎書いた作文を、できる範囲で交流する。
教師の支援
- 発表したくなるように、うながすが、あんまり無理はしない(挙手した子だけでよい)。
補足
- 発表する児童の1文1文を板書の○×と、照らし合わせる。
- きっと○の文が多くなるはずである。
- 全部○より×も少しあるほうが味のある文になる。(×だけじゃなく○もある文が豊かな文になることに気づかせたい)
時間 5分
学習の流れ◎箱の中のイラストを日記帳に貼る。
教師の支援
- イラストを配り、日記帳の表紙の裏にのりで貼らせる。
補足
- 次回から、日記を書く時は、このイラストをヒントにしようと話す。
日記の中の「いいヤツと、わるいヤツ」ワークシート
×したこと(手足)
○見たこと(目)・・・・・・・○は五感
○聞いたこと(耳)
○さわった感じ(肌)
○におい(鼻)
○味(舌)
○話したこと(口)
○思ったこと(心)
○考えたこと(頭)
◎いっしょに下校したA君とB君の日記を比べよう。
一行ずつ、( )の中に、○と×をつけてみよう。
「今日」 A男
( )今日、家に帰ってカップめんを食べた。
( )そして、PSPをした。
( )そして、Wiiをした。
( )そして、B君にメールをした。
( )自転車でコンビニへ行った。
( )B君と遊んだ。
「クレーン車」B男
( )「ウィーン」という音、A君が「何やろ」と聞いた。
( )ぼくは「クレーン車や」と言った。
( )クレーン車はビルの上まで、鉄板を持ち上げていた。
( )あんな高い所まで上げられるんかなと思った。
( )人間なら、何人ぐらい、ぶら下がれるのかな。
( )A君と二人で、クレーン車のまねをしながら帰った。
※まだ習っていない漢字は平仮名で書くか、ふりがなをつける。
授業記録を見たい時は
実際にされた授業記録を読みたい場合、児童文学「兎の眼(うさぎのめ)」灰谷健次郎・作(理論社)の、8章「わるいやつ」で足立先生のクラスが、この指導案の前半部分の授業をしている場面があります。
21章「ぼくは心がずんとした」で小谷先生のクラスが、この指導案の後半部分の授業をしている場面があります。オススメの本です。
つまり、この指導案は、この本に出てくる2クラスの授業を1つに合体させた、というのが、まあ、タネ明かし、ということです。
もちろん、私自身も、小学校2年生でも、3年生でも、4年生でも、5年生でも、6年生でも、年度始めはいつも全1時間で、この授業をやってから、日記を始めました。
中学校の先生方には、生徒たちが「生活の記録」を書く時のヒントになるイラストの価値を伝えるための、模擬授業でもありました。
「中1ギャップ」対策でもあります。
日記帳(小2~6)、生活の記録(中1)に貼らせるイラスト


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