中学校・口語文法「動詞の活用形について」〜web上に「小さな教室」を作る試み(2)〜

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前回、中学校国語の口語文法で、動詞を横型の表で教える方法をアップしました。
横型の表を使った方が、動詞という単語を語幹と活用語尾に無理矢理切ることがなく、動詞の活用もより自然に理解しやすいと思います。
是非、授業で取り入れてみてください。

今回は、「動詞の活用の種類」について、同じく横型の表で教える方法を紹介します。活用の種類は5種類ありますが、今回はその中の「五段活用」「上一段活用」「下一段活用」と取り上げています。
この時大切なことは、「なぜ五段・上一段・下一段というように『段』という言葉と数で名前を表しているか。正確に理解することです。
この「段」は「ア段〜オ段」の「段」と同じ意味です。
つまり「五段活用」とは、活用語尾が「ア段〜オ段」の五つの段全てを使って活用する動詞を分類した言葉です。

そして、私も中学生時代間違って教えられましたが、「上一段」は活用語尾が、「ウ段」より一つ上の「イ段」を中心に活用するからではありません。
「上一段活用」も「下一段活用」も、実は両方「一段活用」と考えれば、理解しやすくなります。

そして、「上一段活用」は中心の「ウ段」よりも上の「イ段」を中心に活用するから、「上一段」、「下一段活用」は反対に「ウ段」より下の「エ段」を中心に活用するから「下一段」というのです。
ここを正確に理解しないと、高校の古語文法の「上二段活用」「下二段活用」の意味がわからなくなります。
後はビデオを観てください。

後、前回と同じくこれは「web上に『小さな教室』を作る取り組み」の一環でもあります。
実は、前回紹介したQuickTime Playerだけでも音声入りの動画は作れますが、拡張子がmovのムービーになってしまいます。
これでもたいていのブラウザで再生できますが、多くの場合QuickTime プラグインを必要とします。
webページに埋め込むためのタグも、結構ややこしいです。
その上、ファイル容量も大きくなり、マシンに負担をかけます。

特に私の場合、公開する相手が中学生で、そのほとんどがiPod Touchでアクセスしてきます。
PCでアクセスする生徒は、ほとんどいません。
ですから、プラグインを必要とすることなく、ファイル量も小さく、マシンに負担をかけないことがサイトの設計上大切になってきます。
そこで、まずiMovieで適宜編集して、m4v形式で書き出します。これで画質を犠牲にすることなく、ファイル容量が半分近く圧縮されます。

次が重要ですが、HTML5のvideoタグを使って、ビデオをwebページに埋め込みます。書式も簡単で、コントローラーの表示もオプションを書き込むだけでOKです。
以下のような書式です。

<video width="720" height="540" autobuffer controls>
<source src="/hoge/bunpo.m4v">
</video>

autobufferとcontrolsがオプションです。興味ある人は調べてみてください。
ただ、一つ問題があり、m4v形式のビデオの再生に対応していないブラウザがあり、Internet ExplorerとFireFoxでは再生できません。oggファイルに変換すればいいとありますが、変換しても音声だけで画像が真っ黒です。
ここは、反対に皆さんの知恵を貸していただければと思います。

それでは、ご意見お待ちしてます。

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