少しでも発言できるための工夫(シリウス)

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

2 実践内容

大人数だとなかなか発言できない(しない)子がいます。こんな工夫をしました。工夫したのは、5です。

1. 発問をする。
「学校の水道の水はどこから来ているか?」
2. 個人の考えをノートに書く。
3. 班としての考えをまとめ、一覧にする。
海、山、川、井戸、ダム、周りの家の水、下水処理場
4. おかしい班はどれか、班の中で作戦会議をする。
5. ここから一斉学習。
「○班がおかしい」と一人が発表したら、その班の全員が発言する。班を指名するのは教師、班の中では自由発言方式。
6. 反論するときも、その班の全員が反論する。
7. 指摘されて反論できなければ、その意見は没。
8. 次におかしい班を指摘し、指名された班は、全員が意見を言う。
9. 考えが絞られてきたら、発言力のある子どうしで自由発言。

3 成果と課題

この実践によって、普段言えない子が先に言うことができます。また、班の中で、同じ考え同士の自由発言なので、スムーズにつながります。最後は発言力のある子どうしでの討論となりますが、班対抗というのは、まとまろうとするので、なかなか盛り上がるなと思いました。

4 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス 1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

5 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

6 編集後記

この記事では、普段発言できない子が発言できるだけでなく、発表を班対抗にすることで、発表がゲーム感覚で楽しくなる実践を紹介しています。発表のある授業における工夫として、ぜひ取り入れてみてください。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 吉田 明香音)

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