1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
シリウスのホームページはこちら→ 静岡教育サークル/シリウス
2 実践内容
1.受け身の文・使役の文とは
教科書に「主語を変える言い方」という教材がある。ここでは、受け身の文、使役の文について学ぶ。
受け身の文:「~が~に~される」のように、受ける側から言い表す
使役の文 :「~が~に~させる」のように、させる側から言い表す
2.受け身の文
授業では教科書を一度読んだ後に、プリントを配布した。
Aの文とBの文を読みましょう。気づくことがあったら教えてください。
A 猫がねずみを追いかけ回す
B ねずみが猫に追いかけ回される
・Aは猫から見た文になっていて、Bはねずみから見た文になっている。
・AとBでは立場が違うというか、見方が違う。
・Aは猫の立場に立っていて、Bはねずみの立場に立っている。
このように文による違いに気づいたので、受け身の文について説明した。
「Aは何かをするものを中心にした文です。Bは何かをされる、何かを受けるものを中心にした文です。Bのような文を受け身の文と言います。」
受け身の文がわかったところで、プリントに( )に言葉を入れて文を完成させた。文節ごとバラバラにして、もう一度組み合わせると、へんてこな文ができてみんな大笑い。
<配布プリント>
( )が( )に( )される
( )が( )に( )される
( )が( )に( )される
( )の中に言葉を入れて文を完成させましょう。文章ができたら、点線(文節)のところでバラバラにします。班の人でもう一度組み合わせて一つの文にしましょう。
・そうじきが森竹先生に食われる ・しおりがライオンに殴られる
・川村がからすに怒られる ・杉浦が古川くんに襲われる
・ヤブが象に連れて行かれる ・テレビがチカンになめられる。
使役の文
使役の文を読んだ後にこう尋ねた。
文を読んで気づくことはありますか?
医者が患者に薬を飲ませる
・誰かが誰かにさせている。
・命令をしているみたい
・~をというのが一つ増えた。
これらの文のように誰かが誰か他の人に何かをさせる言い方の文を使役の文と言います。使役の文は( )させる、という場合と( )を( )させるという場合があります。
説明をしたあとで、また言葉遊びをおこなった。
<配布プリント>
( )が( )に( )を( )せる
( )が( )に( )を( )せる
( )が( )に( )を( )せる
( )の中に言葉を入れて文を完成させましょう。今度は文の中に自分の名前を必ず入れなさい。あまりにも下品なものはやめましょう。
バラバラにして組み合わせると、またまた愉快な文ができて、大笑いだった。
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

コメント