【先生の仕事紹介】行事「始業式」「入学式」

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学校の先生は授業以外に何をしているのか。教育実習や先生になる前には見えにいくい先生の仕事を紹介します。
 今回は新学期の行事「始業式」と「入学式」です。(小学校ver)
*記事内容は編集部の体験や取材に基づいたものです。地域や学校によって行事内容に相違があります。

始業式

子どもも先生も新しい出会いの日。昇降口に新クラスの名簿が掲示されるなどで子どもは新しいクラスを知る。ドキドキの瞬間。
 そして校庭に並び、新しい先生の発表。これまたドキドキ。先生が発表されると歓喜の雄叫びや残念な表情などいろいろな反応があります。

その後は始業式やクラスで簡単に朝の会などをして下校。初日は授業をすることは少ない。始業式当日に入学式をする学校もあり、その場合は入学式後にすぐ下校。

いずれの場合も学校にいる時間が30分~数時間であっという間の1日。期待と不安でいっぱいの子どもたちに新しいクラスへの安心感を持って帰ってもらいたいですね。

入学式

大きなランドセルを背負って登校。男の子はブレザー、女の子はワンピースなど、普段は着慣れないフォーマルな服で緊張気味の子どもたち。式では校長先生やPTA会長などから式辞・祝辞が贈られます。

1年生の先生は、式中に子どもたちの前で簡単な自己紹介を兼ねた寸劇を行ったりも。テレビで人気のキャラクターのお面に釘付けになる子どもたち。1年生の心をつかむには慣れない教材研究(テレビやアニメの)が大切?

1年生の教室に入ると、黒板に入学祝いのメッセージやイラスト、教室や廊下の壁は花や動物の飾りでデコレーション。呼名では当て字で想像できないような読み方もあるので、名簿でしっかりチェック。

前日までに、教室環境や机の上に帽子や教科書、お便り、名前シールなど準備します。5,6年生が手伝ってくれることもあり、高学年の自覚を持つ機会でもあります。

おわりに

始業式や入学式の準備は、春休みに行う先生の大きな仕事の1つです。

また、これらの式は学習指導要領の特別活動編で 「儀式的行事」として紹介され、活動のねらいも次のように示されています。

学校生活に有意義な変化や折り目を付け,厳粛で清新な気分を味わい,新しい生活の展開への動機付けとなるような活動を行うこと。

ちなみに世界に目を向けると、4月ではなく9月に入学式を行う国や、入学式がない国もあるそうです。
 「日本ではなぜ、4月に、入学式をするのでしょう?」という宿題を出せば、国際的な視野を持つきっかけになるかもしれませんね。1年生には難しいかな?

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