【教員の早期退職】元小学校教員のリアルな体験からメリットを紹介

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目次

1 はじめに

教員の早期退職についての情報って、なかなか手に入れるのが難しいですよね。

  • 早期退職したいけれど、周りに早期退職する人がいないから相談できない
  • 実際に早期退職をした人のリアルな話が聞きたい
  • 早期退職するデメリットだけではなく、メリットも知りたい

そんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、小学校教員を5年で早期退職した元教員ママが、実際に早期退職して感じたメリットを体験談と共に紹介しています。

教員の早期退職について、みなさんの参考になれば幸いです。

2 教員を早期退職するメリット

教員を早期退職するときに真っ先に考えるのが、

  • こんなに安定した仕事を手放してよいのか
  • こんなに良い給料がもらえる仕事にはもう就けないかも……

といった早期退職による不安やデメリットだと思います。

実際に、私も退職する時にはこのような不安を感じていました。

周りの人からも「もったいない」といったような否定的な意見を多くもらい、退職を決意するまでにはかなり時間がかかりました。

しかし、実際に教員の早期退職を経験し、「早期退職して良かった」とメリットを感じることも多くあります。

私が感じた、教員を早期退職するメリットを紹介します。

1 自分の自由な時間が増え、生活が豊かになる

教員を早期退職してから、自分の自由な時間が増え生活が豊かになりました。

教員として働いていた時の自分は、

  • 残業が多く、平日は帰って寝るだけ
  • 平日だけでは仕事が終わらず、土日のどちらかは出勤
  • 平日は自分の都合で休めない

というような状況にありました。

平日はもちろん、休日も疲れが取れず横になっていたら一日が終わる……。

今思えば、自分に厳しい生活をしていたなと思います。

早期退職してからは、フリーランスとして働いています。

自分で仕事の量や時間の調整ができるので、毎日疲れきるまで無理して働くということはほとんどありません。

休日には、読書や映画鑑賞などの趣味に没頭したり、家族とお出かけをしたりするなど自分の好きなように時間を過ごすことができています。

また、自分や子どもの体調が悪いときなど、平日でも罪悪感なく休むことができるようになりました。

教員をしていた時の自分と比べて、確実に生活が豊かになっています。

2 ストレスが軽減され、体調が整う

教員をしていたころは、ストレスに囲まれた生活をしていました。

  • 休憩時間はほとんどない
  • 時代遅れの職場環境
  • 年功序列の人間関係と仕事配分

当時は、「仕事だから仕方ない」と考えてはいたものの、ストレスで体調が悪化したり眠れなくなったりした日も少なくはありませんでした。

教員を早期退職してからは、そのようなストレスがほとんどない環境で仕事ができています。

ストレスからきていた肌荒れや便秘、頭痛などの症状もほとんどなくなり、健康的な生活ができるようになったことは大きなメリットの一つです。

3 働き方を変えることができる

「教員としての仕事は好きだけれど、この働き方を変えたい……!」

そんな方にも早期退職はおすすめです。

教員を早期退職しても、教員免許は剥奪されません。

働き方を変えたければ、正規教員ではなく常勤講師や非常勤講師として教育現場で働くことも可能です。

非常勤講師になれば、給料は多少減りますが自分で働く時間や仕事内容を選ぶことができるので、より自由な働き方ができるようになります。

また、再度正規教員に戻りたくなったときには、改めて希望する自治体の教員採用試験を受験することも可能です。

このように、教員はやりたいけど働き方を変えたいという方は、早期退職をすることで働き方を変えることができます。

4 自分を見つめ直す時間ができる

教員をしていたころは、常に時間に追われて仕事をしていました。

教員の仕事は本当に自分がやりたいことなのか、という疑問が生じても、それを考える時間も体力も、当時の私にはありませんでした。

教員を早期退職してからは、教員をしていたころよりも時間にゆとりができ、自分と向き合う時間を定期的に取れるようになりました。

現在、私は教員として働いてはいませんが、教育に関する記事を書く仕事がとても気に入っています。

学びを深める時間もあるので、教育に関する本を読んで学び、記事の執筆に生かすのもとても楽しいです。

自分を見つめ直す時間が取れるようになったことで、より自分に正直に生きることができるようになり、より毎日を楽しく過ごせるようになりました。

5 教員以外の仕事を知り、価値観が広がる

教員を早期退職してから、世の中には本当に色々な仕事があることに気が付きました。

会社員として会社に勤める働き方もある一方、現在のライターという仕事のように、個人で働く働き方もあります。

自分がやりたいことが決まっていない人は、退職後、地域のハローワークで仕事の相談に乗ってもらったり、色々な仕事を紹介してもらったりすることもできます。

教員をしていると、自分は教員以外何もできないのではないかと不安に思うかもしれませんが、意外と色々な仕事を紹介してもらうことができますよ。

私は早期退職して、自分の仕事に対する価値観が大きく変わり、色々な働き方に対して理解が深まりました。

教員を辞めたい、教員以外の仕事をやってみたいという方は、早期退職をして違う仕事にチャレンジしてみるのもおすすめです。

3 教員の早期退職はメリットも多い

他にも、教員を早期退職したことで、以下のように悩みが改善されました。

  • 家族と過ごす時間が増えた
  • 荒れ放題だった家が整うようになった
  • 自分や家族に笑顔が増えた
  • 不妊治療に専念できるようになった

教員として働いていたころに比べて、確実に自分の人生の幸福度が上がりました。

もちろん、収入は多少減りましたが、教員以外の仕事で生きていくこともやり方次第で十分に可能です。

教員としての働き方に悩みやストレスを抱えている方、教員の早期退職を検討している方の参考になれば嬉しいです。

4 記事執筆者のプロフィール

りけ(表示名)
東京学芸大学教育学部卒業後、海外の日本人学校で教員として働く。帰国後は関東の自治体で小学校の教員として数年間勤務後退職。現在は教育関係の記事を中心にライターとして活動中。

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この記事を書いた人

この記事は、EDUPEDIAの認定を受けたライターによって書かれたものです。EDUPEDIAは、教育現場での実践経験や教育情報に関する記事の執筆について、様々な方にご協力いただいております。
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