授業中の見とり ~子どもの見とりを授業で生かす~ (シリウス)

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作成者:Misuzu Shimamura (Edupedia編集部)さん

1 はじめに

こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
http://homepage1.nifty.com/moritake/

手だて1 ノートの見とり

ノートに自分の考えを書いたあと、教師にノートを見せる。このとき、教師はABCなどの記号を使って、子どもの考えを分類する。
 それぞれのグループの各1名には、考えを黒板に書いておくよう指示する。
ある程度の考えが黒板に書かれたところで、話し合い活動に移る。
 自分の考えが曖昧な子は、黒板を見たり説明を聞いたりしながら、自分はどの考え方に近いのか、はっきりさせていく。

手だて2 座席表を使った見とり

ノートに考えを書き、意見交換をする前に座席表で見とりをする。
机間指導をしながら、子どもの考えを記号(○×、ABCなど)で記しておく。話し合い中は、発表した考えを座席表に書き入れていく。考えが変わった場合は、矢印などで表す。

手だて3 名前磁石を使った見とり

黄色・白色の両面に名前が書いてある名前磁石を使用している。
話し合い活動でまず最初に自分が賛成する考えに、黄色で磁石を貼る。

話し合いの途中で考えが変わった場合、どうして考えが変わったのか理由を述べて名前磁石を移動する。そのときに、黄色から白色で磁石を貼る。
こうすることで、意見の変更があったことが全員にわかる。

「意見が変わることは悪いことではない。一生懸命に考えている証拠。教室はまちがえてもいいところだよ。」と子どもたちに声をかけている。

手だて4 学級だよりでの見とり

子どもを見とった授業については、学級だよりで保護者に知らせると共に、授業のふり返りをしている。
 記録を残すことで、子どもの思考の変化を負うことができ、授業の流れのまずかったところや改善点(代案)等が見えてくる。
 算数「角」の第1時で数種類出された角の大きさを調べる方法を、第2時では友だちに教わりながら違う方法で試すとよいことを学級だよりを書くことで気づいた。

2 プロフィール

静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

3 書籍のご紹介

「教室掲示 レイアウトアイデア事典」(明治図書2014/2/21発売)

「学級&授業ゲームアイデア事典」(2014/7/25発売)

「係活動システム&アイデア事典」(2015/2/27発売)

「学級開きルール&アイデア事典」(2015/3/12発売)

4 編集後記

子どもたちの行動や考えを見て、しっかりと把握して適切な声掛けをすることで授業がよりよいものになり、かつ、子どもたちにとってさらに学びが楽しくなると思います。さらに、見とりを行った授業について保護者におたよりで伝えることによって保護者も授業の様子や子どもの様子を知ることができるようになる、素晴らしい工夫だと思いました。

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 嶋村 弥寿)

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