小学校・教員採用試験に合格したYさんの体験談です。
一般教養
一般教養の出題範囲は、「小学校、中学校の学習内容」だと聞いたことがあったので、中学校3年間のまとめが一冊にまとまっている参考書も参考にしました。私は家庭教師で中学生を教えていたので、その内容も役立ったと思います。
教職教養
筆記試験対策では、試験勉強をするまであまり触れてこなかった教職教養に多くの時間をかけました。参考書は、教育原理や心理、法律など全ての範囲が一冊にまとまっているものを使いました。
勉強の工夫としては、人物名とキーワードの単語帳を作り「人物名→キーワード」「キーワード→人物名」のどちらにも答えられるようにしました。
大学の講義でも、教職教養の試験と関わる内容が取り上げられることがあります。実際、私は教育行政や教育法規の講義にはあまり興味が持てませんでしたが、過去問を解いてみると、講義で扱った内容が過去問で問われていることがたくさんありました。
また、内容に関心を持った教育者や制度については、図書館で本を探して読んだりもしました。これは時間がかかることではありますが、単に試験のための勉強ではなく、自分自身の教養や専門性を高めることにも繋がりました。
それを考えると、試験対策を早めに始め、教育に関する様々な分野に触れておくことは、先生になる前に自分の視野を広げることにもなるでしょう。
専門教養(小学校)
専門教養は小学校の教科書と学習指導要領を読み込みました。
特に音楽分野が苦手だったので、音楽では、教科書に載っている音楽家と作品の組み合わせや、各学年の共通教材の曲名・歌詞・楽譜を中心に勉強しました。
指導要領を覚えるのは大変ですが、指導要領は先生になってからの必読書だと言われるので、学生のうちに全教科揃えて読む習慣をつけると現場に出ても力になると思います。文部科学省のホームページにも全教科、解説付きで載っています。
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