目次
1 はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
シリウスのホームページはこちら→ 静岡教育サークル/シリウス
2 内容
理科の授業では、実験前の仮説・予想や実験後の考察を話し合う場面があります。本記事では、その「話し合い」と「実験」のバランスについて考えます。
2種類ある話し合いのかたち
1 予想→実験→実験結果から考察する話し合い
- ○○が○○になったのはどうしてか?
2 予想→仮説を確かめる実験方法を考える→討論→実験
- Aの実験がうまくいけば、Aの結論、Bの実験がうまくいけばBの結論。
- 例:空気の膨張で、空気は上方向だけに膨らむのか、全体的に膨らむのか
- ペットボトルのどこに穴を開けたらいいか? という討論
- 自分の考え(仮説)を実験で表現する。
- 実験方法を比べることが仮説の比較になり、これが理科の討論になる。
いつでも話し合いができるわけではない
- 子どもの考えと論理がちょうどいいときがある。そこが討論になる。
- 材によっても性格が違うので、パターンを決めておかない。
- あまり難しいことを話し合わせるとと「やればわかるよ」と言う。
- 事象、検証、考察:事実で攻めて、子どもの論理で組み立てさせる。
話し合う価値があるかどうか教師が見極める。結果が出せないとわかっているとき話し合いで潰す。考えが浅いとき、話し合いで考えを深まる。 - 予想が実証できるときは、実験をどんどんやらせる。
- 単元の本質はなんで、どう捉えるか?
- 例:ものによってとけ方が違う。色々な性質があることがわかればいい。
一斉授業だけが話し合いではない
- 理科では、実験をしている最中にも話し合いがある。実験グループで話し合いなども必要に応じて取り入れていきたい。
- 実験をしながら、自分の実験と友だちのを比べている。これは話し合い。
- 実験中に、動き回るというのは、話し合いと同じ。考えを持って他者と比べるために動いている。
- 友だちに「どうだった?」と相談するのも、話し合いと同じ。 → これを「みんな聞いてください」と全体に広げていく。
よくわかり楽しい理科の授業
- 教材の感動が子どもの感動につながる。→→→ 例:ヘチマは伸びること、電池は動き、パワーアップできること
- 教材系を踏まえているか。
- 知的な刺激をどう支えているか。
- 理科の情報をどれだけ持っていて、その場に合うものをどう提供するか?
- 子どもにとって価値ある体験は何かというのを把握しておく。
- 子どもの思いと教師の想いをすり合わせる。
- 子どもの思いやアイディアにひとこと加えることが指導につながる。
わかること
- わかる-意識としてわかる。→→→ 「見通しを持って」が強調されている。
- 作文テスト:子どもが学んだことを文で書かせる。
- パフォーマンステスト。
3 プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

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