快適パソコン操作~ショートカットキーを使って

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よく使う操作をショートカットで


開く→   Open   → Ctrl +O
印刷→   Print   → Ctrl +P
保存→   Save   → Ctrl +S  (上書き保存)
検索→   Find   → Ctrl +F  (探す−−>見つける)
すべて(選択)→  All   → Ctrl +A

このように、パソコンで行う操作は、英単語を使って、アルファベット1文字で表すことができます。

本当は、これは逆で、もともと日本語の機能名は、これらの英単語を訳したものです。
メニューにある、「ファイル(F)」の、Fになぜ下線がついているかと言えば、ソフトの英語版でこの位置の「File」の「F」に下線がついて表示されているところから来ています。

せっかく機能が1文字で表せるのだから、操作もこの1文字でできたら、速いのに、という考えが、
ショートカットキー、と言われるものです。でも、単にこの文字のキーを押しても、アルファベットにしかならないので、

Ctrl + P

この操作は、『+の前に書かれたボタンを押さえたまま(離さずに)後ろに書かれたキーをちょんと押す』、ということです。上に書いた例は、すべてCtrl キーと組み合わせて使います。
+の前に来るボタンは、Ctrl キーだけではなく、Alt キー、Shift キー、あるいは、Ctrl + Shiftなんてこともあります。マイクロソフトのマークの入ったキーがあるキーボードを使っていませんか?このキー(Windowsキー)も様々な組み合わせで美味しい操作が可能になります。例えば「Windows+D」でディスクトップが現れます。
マウスでメニューをクリックしない状態で使います。また、キーで操作できるのは、アクティブウィンドウ(※)です。
(※)パソコンが操作中のウィンドウのこと。タイトルバーの色が濃い。

見つけ方


見つけ方は簡単、メニューの項目をクリックすると、プルダウンメニューが開きますが、ショートカットキーで操作できる項目の右に、操作するキー(キーの組み合わせや、ファンクションキー:F1~F12)が書かれています。WordやExcel の2007では、機能のアイコンにマウスを乗せると、機能の名前と一緒に表示されます。

コピーは C ですが、なぜか切り取り(カット)はXで、貼り付け(ペースト)はVです。これは、キーボードのCを挟んで両側にあり、Xを切り取りのはさみに見立てると覚えやすいです。
WordやExcelの2003までは、ツールバーの切り取り・コピー・貼り付けがこの順に並んでいて説明しやすかったのですが、2007からはアイコンが縦に並んでしまったので、わかりづらくなりました。

元に戻す(アンドゥ Undo)は、Ctrl + Z です。これは、よく使うアンドゥは、左のCtrl キーに一番近いZを使うと便利だからでしょう。

逆に、元に戻した状態をもう一度元に戻したいときには、Ctrl + Yです。これは、「リドゥ」と言われ、繰り返して同じ操作をしたいときにも用いることができます。どんどんCtrl + Zで戻った後に、Ctrl + Yを使ってみれば、その便利さが実感できると思います。(※※)
(※※)ただし、この「リドゥ」は、アプリケーションによって使うアルファベットが異なることがあります。(一太郎では「R」など) また、Windows パソコン以外では改めてお調べになることをお勧めします。でも、ここに挙げたようなよく使う機能は、ほとんどどのアプリケーションでも共通ですので、是非一つ二つ、使ってみてください。

では、「閉じる」はどうでしょうか。
メニューの「ファイル」では、最後に「終了(X)」があります。画面の右上にも、「×」マークがあって、ここをクリックすると画面を閉じることができます。なぜ、「バツ」なのでしょうか?
実はこれは、バツではなく、「出口」を意味するExitの「x」です。Eは編集(Edit)で使っているので使えません。
しかし、「閉じる」に当たるショートカットキーは「x」ではなく、「Alt+ F4」です。特別ですね。覚えてください。
これは、何でも閉じることができます。何もソフトを開いていないときは、「シャットダウン」です。

インターネットなどで、悪いサイトでは、「×」マークに見えるところに「OK」のリンクを貼られることがあります。マウスでクリックせずに、「Alt+ F4」を使えば、ほぼ確実に、何事もなく閉じることができます。

まずは、自分のよく使う操作から


ショートカットキーのいいところは、操作が素早くできるだけでなく、メニューがないところでも使えたり、初めて使うソフトで、操作のアイコンなどがどこにあるかわからなくても、ある程度使えてしまうところにもあります。また、マウス操作が拙いと、間違ったところをクリックしたり、ドラッグになったりしてしまいがちですが、ショートカットキーを使うと、そういうトラブルも少なくなります。
極言すれば、パソコン操作で、マウスでしかできないことはほとんどありません。
ショートカットキーをたくさん覚えて、文字入力に使うキーの周りにある、文字を入力「しない」キーの使い方に慣れてくると、どんどんパソコンを「思うように」使えてきます。
ショートカットキーは無数にあります。どんどん増えています。それは、おそらく開発に当たっている人たちが、マウス操作よりキーで操作したいからじゃないかと思います。
 マウスという、一見便利な道具があるのに、キーボードのキーの数が増えているのは、こういったことではないでしょうか。
キーで操作することを説明すると、本が1冊書けてしまうくらいです。インターネットなどで少しずつ調べて、とっつきやすいところから使っていくと、慣れるのも早いでしょう。
まず、ご自分が良く使う操作、例えば、Ctrl+Oと、Ctrl+Sを使ってみてください。楽しくなりますよ。

色々試してみたい方は、インターネットで「ショートカットキー」で検索をかけてみてください。たくさんの例が紹介されています。

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