ドラえもんに学ぶ理科授業 ~自由研究のヒント~

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(レポーター:久保青葉)

目次

1.1 講師プロフィール

  鈴木 夏来 先生 三浦市の小学校教員。ICTに手作りカード。デジタルとアナログのコラボを図る現役教師。「小学校教育技術」の連載や、通信添削「ドラゼミ」のドラえもんだより執筆でもおなじみ。携帯電話を活用した授業の実験などにも果敢にチャレンジしている。

1.2 講座の概要

物理法則や生物の仕組みをドラえもんの秘密道具と関連させて授業展開となりました。実際に鈴木先生は、ラジコンや生物を用意して子どもたちの興味・関心を引き付けました。== 授業内容

【自由研究のヒント ~秘密道具のそっくりさんを探してみる~】①タケコプターの仕組みを竹トンボを通じて学習ラジコンのドラえもんを飛ばしたり、紙で竹トンボを作り飛ばすことを通じ、タケコプターのしくみを知りました。ドラえもんの道具の原理は身近な遊び道具と同じであることを学習しました。

②タイムマシンというテーマで生きた化石である浜ダンゴムシ、フナムシの生態を学習実際に発砲スチロールに浜ダンゴムシとフナムシを用意し、子どもたちが実際に触れ、観察することで、虫の生態や体のつくりを学習しました。

1.3 ポイント

  • 集団で活動を行うことにより、最初は怖がっていたた子どもも同調現象を起こし、、積極的に虫とふれあうようになる。
  • 虫を触っている子どもの写真をだすことによって、虫をさわることの抵抗感をへらすよう工夫。
  • 教科書からでは理解しづらいことを、生物に間近で触れる体験をすることにより実態を学ぶことができました。
  • ドラえもんを導入部分で活用することで子どもの学習意欲を引き出しました。

1.4 当日の様子・生徒の反応

先生は教材となる生物や道具を用意することにより、子どもたちがイキイキと関わっているのが印象的でした。鈴木先生が自ら生物とのふれあいを楽しんだり、子ども全員に触れ合う場をつくるよう心がけていたのが印象的でした。

1.5 編集後記

子どもたち全員が一つの目標を達するためには、同調現象を利用することが有効だと発見がありました。実際に生物を目の前にすることにより、私自身その生物にとても興味をそそられました。写真・映像を効果的に使うこと、また子どもに身近な「ドラえもん」が登場することによって子どもの反応がとても良い授業になりました。

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