学級経営の柱としての合唱指導(学年合唱)

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教師も歌う

みなさんの学級経営の柱とは何でしょうか?
「授業」という解答は最もです。
それは、児童とともに過ごす時間が圧倒的に多いのがこの時間であり、学校が、そして、担任が果たすべき役割の本質がここにあるからです。
しかし、授業だけを通して、児童同士の信頼関係の構築・児童と教師との信頼関係の構築が築けるとは限りません。
そこで、学級経営の柱となるものは何か?

わたしは、合唱です。

教師が指揮をとり、児童とともに一つの歌を歌い上げる。
この作業の中に、児童相互の関わり合いが生まれ、協力できる力や認め合える力、励まし合える力を育むことができます。
また、教師と児童がアイコンタクトを取りながら一緒に歌うことで、一人一人の表情を確認することができ、「以心伝心」できる瞬間の共有ができます。
学年合唱の現状とはどのようなものでしょう?

  • CDをかけて、子どもに歌わせている。
  • CDをかけて、子どもと一緒に歌っている。
  • 伴奏をしながら、一緒に歌っている。

しかし、これでは、子ども一人一人の表情はあまり確認できないかもしれません。
わたしは、毎朝、指揮をしながら、子どもたちと一緒に歌っています。

伴奏はCDであったり、他の先生にやってもらうこともあります。
しかし、これで、子どもたち一人一人の表情がよく見えるのです。
目を見れば今日の体調や気分のむらなどを窺い知ることができます。
指揮なんて・・・。
と初めての方はそう思うかもしれません。
わたしも初めはそうでした。

気持ちよく指揮をする

しかし、指揮経験豊かな同僚の先輩からは、「自分が思った通りに気持ちよくふればいい」と言われました。
ぎこちない指揮も、そう言われてはじめてみると、次第に様になってくるものです。
いまではコンクールでも物怖じせずに指揮をふれるまでに成長しました。
指揮をする担任が意欲をもち、指揮したい曲(子どもと一緒に歌いたい曲)を選び、声だして一緒に歌うことでクラスの雰囲気は良くなります。

歌に込められた歌詞まで吟味すると、歌詞に込められた思いが、子どもたちにも伝わり、情緒面でもよい成長が見込めます。

何言っているんだ・・・と思う方もいるかもしれません。
しかし、わたしが実践した結果は以上の通りです。
みなさんも学級経営に困ったときには、一つの案として、検討してみてはいかがでしょうか。

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