はじめに
こちらの記事は、静岡県で30年間以上続く教員サークル、シリウスのホームページに掲載されている教育実践法の一つをご紹介しています。
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実践内容
合唱は[肉体]と[精神]結びつけが必要
下線有形のもの:眼、耳、鼻、舌、身体 →[肉体]
つまり、人間の五感と言われるものです。
五感で感じたことを、歌に表現します。
下線無形のもの:意=心 →[精神]心、思い、意志、やる気
第六感を働かせて、「心」を歌に表現します。
[肉体]←→[精神]の結びつきがあってはじめてよい歌になります。
[肉体]と[精神]のバランスよく溶け合うための接着剤が「息」です。
息は自分の心なのです。だから息の中に自分の心をのせて歌いましょう。
植物に例えるなら
花→小枝→大きな枝→幹→根 人の根は、「心」
だから根がしっかりしていないといい歌は歌えません。(根性・性根)
今、花が咲いていなくても根がしっかりしていればよいのです。
歌い出す前には
①声の出やすい体をつくる。(姿勢)
②先に口を開けておく。
③言棄に対する思い(イメージ)をつくっておく。
この3点を準備することが大切です。
歌うときには
・「歌うんだ」という顔をしよう。(しらけないで)
おいしいものを食べる時には、おいしそうな顔をするでしょう
まずいものを食べたときはまずそうな顔をするでしょう(表現カ)
・息を動かす=心を動かして歌おう。
合唱には
・協力の大原則があります。
例:桃太郎のお話、おじいさんは芝刈りにおばあさんは洗濯にいった
・自分の役割を果たしましょう。
人は支え合って生きています。
例:ソブラノ、アルト、テナー、バスの各パートの役割
・一緒に歌う喜びがあります。だから、思いやりをもって歌い合いましょう。
声には
・色があります。歌詞やメロデイーに応じて声の色(音色)を使い分けましょう。
(愛、心、気持ち、形、命、性格、息、音、思い、個性、夢、意志、パワー、誇り、勢い、魂、競き、迫カ、波、特徴、表情、風など)
・声の色や、息のスピードを変えて歌う場面では
自転車や自動車のギアチェンジのように心のギアを変えて歌いましょう。
生きるとは
・人のために己を活かすこと(生かされて生かす)
・人を愛する心を持ち、真剣に生きること。
・自分の声がみんなに届き(間こえ)人の心を動かすこと。
・精一杯歌うことは=精一杯生きるということ(愛すること、喜ぶこと)
です。
なぜ人間は歌を歌うのか?
・生きている証(世界各国、どの民族にも歌がある。)
・みんなと仲良くしたいから歌う。
・心がほっとするから歌う。
・心に希望がわくから歌う。
例えば・・・
フィリピンのネグロス島:
競争の概念がない → 文明は発達しない
競争社会である日本:
・せめて歌うときだけは協カし合おう。
・みんなが気持ちがよくなれる場としよう。
・心の持ち方を変えよう。
合唱指導において
・感情が伝わってこない事と言葉がはっきりしないことは別のことです。
・母音:a.i,u.e.oで思いは表現できます。
感情が伝わってこないときは、「顔や表情に気持ちを出そう」と言いましょう。
・子音:言葉がはっきりしないのは子音をはっきり発音しないからです。
その時は「言葉をはっきり」と注意しましょう。
a,i n u g a k i t a (あっ、いぬがきた)
子音をはっきりさせずに「あっ、犬が来た」を言ってみます。
子音がはっきりしなくても、感情を込めると何を言っているのかわかります。
合唱指導の時の教師の心構え
・子どもを愛そう。
・音楽に対して共感しよう。
・自分の思いで音楽活勤をしよう。(自分がどんな音楽性を子供に与えたいか)
・計画性をもとう。(レールの上にうまくのせていく技術)
したい性と主体性は違う。
・子供がしたいというままにさせるのは、単なる「野放し」
・主体性ば教師が育てていくもの.
・子供の思いや自主性が育つように声をかけていく。
歌の歌詞の中で
・自分はどの言葉を強調したいのか、どの言葉を1番伝えたいのか。
・その言葉に対して自分はどう思っているのか。
・あなたの思いを表現しましょう。
・気持ちを表現できるということは、
自分の気持ちをコントロールできる魅カある人。
プロフィール
静岡県教育サークル シリウス
1984年創立。
「理論より実践を語る」「子どもの事実で語る」「小さな事実から大きな結論を導かない」これがサークルの主な柱です。
最近では、技術だけではない理論の大切さも感じています。それは「子どもをよくみる」という誰もがしている当たり前のことでした。思想、信条関係なし。「子どもにとってより価値ある教師になりたい」という願いだけを共有しています。

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