詩の指導(はなまるサポート)

1 概要

 この実践は(株)教育同人社の許可を得て、「はなまるサポート」の学習指導ポイント一覧より転載しています。
 実践の続き(無料)は最下部のURLからご覧ください。
 また、以下より実践をPDFでダウンロードできます。
 添付ファイル

2 導入

 長かった夏休みが終わり、二学期の始業式にぜひ読みたい詩がある。

 光村図書4年上掲載の高田敏子作「忘れもの」である。4年の教材ではあるが、3年以上ならどの学年にもおすすめである。
 詩を掲載できないので、光村図書4年上を参照してほしい。

 大好きな高田敏子さんの詩「忘れもの」。これは、「夏休み」への未練、郷愁に似た夏休みへの強い思いを表現した作品である。玄関の片隅におかれた赤茶けたむぎわら帽子、海で拾った貝がら、耳に残る波の音、逝く夏を惜しむかのように鳴く蝉の声を聞きながら、宿題におわれた夏休みの終わり。
 そして、今日9月1日二学期の始業式。
 詩の読解の授業は、後日にすることにし、詩を音読し、どっぷりと読み浸らせてはどうだろうか。

 「忘れもの」は、四連からなり、典型的な「起・承・転・結」の形になっている。
 「起・承・転・結」というのは、「情景をうたい起こす書き出しの部分」「起を承(う)け詩想を発展し深める部分」「内容や詩想を一転する部分」「詩全体の内容や詩想をまとめ結ぶ部分」という四つの部分からなる文章の組み立て方である。こういう場合、一般に、「転」の部分にこの詩の主題が書かれている。

3 1、指導過程の一例を示す。

【指導過程】
※学級に合った指導過程を工夫するとよい。

 その後、詩の読解の授業に取り組む。

4 2、指導目標は

5 3、詩の教材研究(導入の文章構造図参照)

 詩の解釈は詩の読解である。詩の読解には、

などに気付かせて、詩を解釈する。詩の解釈を深めて音読したり、音読をして詩の理解を深めたりすることが大事である。表現の工夫を取り立てて指導するというより、音読を繰り返しながら、体で感じ取らせたい。言葉のリズムや言葉の響き合いなどを感じ取らせることが大事である。

6 4、視写について

 詩はとぎすまされた言葉で書かれている。その言葉に注目させるには、視写を取り入れたい。
 一文字一文字丁寧に視写することで、言葉に着目したり、言葉と言葉を関係付けたり、詩のリズムを感じ取ったりし、詩への鑑賞が更に深まる。

実践の続き

 実践の続き
5、音読・朗読・暗唱について
6、図書館で詩集を読み、好きな詩を選び、音読発表会をするのもよい。
はこちらから。

http://www.djn.co.jp/support/special/point/docs/2011/8/1/1.php

 詩は短いですが、言葉がとぎすまされています。
 言葉の力をつけるには、詩を暗唱するまで練習させるといいですね。語彙力は12歳までで完成と言われています。『継続は力』です。

7 実践者紹介

福本菊江
 「美しい日本語を話す日本人の育成」を目指して、国語教育に携わってきた。
 「授業は教師の命である」の信念のもと、理論と実践の統一を目指している。
 東京都小学校国語研究会や全国小学校国語研究会で、全国の先生方と継続的に研究を続けている。
 殊に、音声言語の指導の重要性を強調している。
 現在は、初等教育研究所で国語科の担当である。

8 サービス紹介

 同社の「はなまるサポート」では、若い先生のための授業ヒント集として、毎月の学習指導ポイントを細かく解説をしたり、不明点や疑問点などを無料で相談できたりします。
 http://www.djn.co.jp/support/

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 宇野元気)

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