「身近な自然の観察」「昆虫と植物」「季節と生物」「植物の発芽と成長」「燃焼の仕組み」の指導 (はなまるサポート)

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目次

1 概要

 この実践は(株)教育同人社の許可を得て、「はなまるサポート」の学習指導ポイント一覧より転載しています。 実践の続き(無料)は最下部のURLからご覧ください。 また、以下より実践をPDFでダウンロードできます。
添付ファイル

2 はじめに

 本記事は、小学校3年生の「身近な自然の観察」「昆虫と植物」、4年生の「季節と生物」、5年生「植物の発芽と成長」、6年生「燃焼の仕組み」の学びを深めるための事象提示や実験の様子を載せています。

3 3年「身近な自然の観察」B区分生命(生命と環境とのかかわり)

~身の回りの生物の様子~

*初夏の自然に浸って、問題を持とう
日光の温かさ、目に飛び込む緑の木々など、目の前の風景に浸らせましょう。そして、耳を澄まし、風の音、虫達の羽音などに耳をかたむけ自然を味わわせましょう。

① 観察のポイント  比較がポイント
 観察から問題を見つけよう。そのために、良く知っている植物と比べさせましょう。
 クラスの半数以上が知っている植物を資料にして全員で比べる観点を明らかにしてみましょう。
・色 ・形 ・におい ・手触り ・大きさ
② 問題を作ってみる
 ~(タンポポ)と比べて,葉の形は~(丸い)
③ 観察の実際  その日の目的を明確に指示する
・ 安全管理に関する注意
 毒虫、かぶれやすい人への体調確認 携行薬品の確認
・ 記録用紙、記録ボードや持ち物の確認(手提げ袋の活用)
・ 計測機器(温度計など斑で1本、現場で配る)の使い方指導
・ 記録の仕方を教える・・・線は1本で重ねがきしない、色はつけない、ことばで説明をつける


*教師が観察した植物をデジカメで撮っておき、教室で見せてまとめに使いましょう。

4 3年「昆虫と植物」B区分生命(生物の構造と機能・生物の多様性と機能)

~昆虫の成長と体のつくり~

*モンシロチョウのリシャール式強制採卵
①モンシロチョウのメスを野外で採集してみましょう。
 メスはこの写真のように前の羽の表側(背中側)の付け根の部分にうす黒いリンプンがついているのですぐ分かります。
 オスは真っ白です。(スジグロシロチョウでも同じです。)
②薄い砂糖水(舌先にほんのりと感じるくらい薄く)をあげて休ませましょう。(約1日)
 捕まえたメスの胸のところを静かに持って,羽をたたみ、三角紙に入れて持ち帰りましょう。(下図のようにつるつるした広告の紙を長方形にきり、三角に折って、袋にし、入れます。暗いところにおくと静かになります。

③ キャベツの苗を入れた容器にチョウを放し、箱の上からランプ(60W電球)をつけて、飼育箱の中を温めましょう。
 キャベツ苗が無い場合、使い終わったキャベツの芯を水につけておくと芽がでてきます。)3時間後くらいに,葉の先を観察してみましょう。

5 4年「季節と生物」B区分生命(生物の多様性と共通性・生命の連続性)

~植物の成長と季節~


観察の観点を決めて
環境条件を必ず記載させる
季節をあらわす条件は?
気温、水温、日照時間、体感温度もぜひ記録を
*植物の観察のとき、見つけた動物や昆虫を必ず記録させましょう。
*環境と成長との関わりを考察させます。

実践の続き

続きは以下のURLよりご覧ください。
http://www.djn.co.jp/support/special/point/docs/2011/5/3/2.php

6 実践者紹介

太田 由紀夫
初等教育研究所
元東京都小学校理科教育研究会副会長、現全国構造学習研究会常任講師。
小学校のときから理科大好き人間。部活は中高大と生物部で蝶を追いかけていました。それがきっかけで山登りも好きになりました。
理科教育の楽しさを子供たちや先生方に知ってもらいたくて、この仕事をさせていただいています。また、地域のボランティアとして鮎も遡上するきれいに復活した多摩川で地域の方々と共に「多摩川で泳ぐ会・探鳥会」を続け、子供たちに自然の中で遊ぶ楽しさを味わわせてています。

7 サービス紹介

 教育同人社の「はなまるサポート」では、若い先生のための授業ヒント集として、毎月の学習指導ポイントを細かく解説をしています。また、不明点や疑問点などを無料で相談できます。
http://www.djn.co.jp/support/

(編集・文責:EDUPEDIA編集部 湯村真璃子)

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