金沢の環境が育んだ食(ESD環境教育プログラム・石川県)


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1 はじめに

この実践は環境省「平成25年度 持続可能な地域づくりを担う人材育成事業」内で作成された、ESD環境教育プログラムです。ここから単元計画もダウンロードできます。

download(金沢の環境が育んだ食)

2 ESDとは

ESD(Education for Sustainable Development)とは、「持続可能な開発のための教育」という意味で、持続可能な未来や社会づくりのために行動できる人の育成を目的とした教育のことを言います。環境、人権、健康福祉、多文化共生、まちづくりなどの様々なテーマがあります。

3 実践内容

ESDの要素

持続可能な社会づくりの構成概念

  • 相互性
  • 有限性
  • 連携性
  • 責任性

ESD視点で育みたい能力/態度

  • 【多面】多面的、総合的に考える力
  • 【伝達】コミュニケーションを行う力
  • 【協力】他者と協力する態度
  • 【関連】つながりを尊重する態度
  • 【参加】進んで参加する態度

プログラムの目標

施設見学や体験活動(調理実習)、専門家からの話を通して、金沢の食文化を育んだ地域の環境、風土や歴史について学び、理解を深めるとともに、守り伝える意識を育てます。調べ学習や体験活動を通して、地域の伝統を守ることの価値や地域と自分の暮らしのつながり等を理論的、多角的に思考する力、伝統的な金沢の食の良さを確認し、地域の環境、風土、生産と販売、生活者の視点から受け継ぐために自分にできることを考え、実行する力を育みます。

プログラムの概要

「伝統食」を題材とした授業です。金沢の味を支えるものを観点として、校区内にある金沢の食文化を受け継いでいる老舗を見学し、インタビューを行います。また、調味料の使い方、調理方法による味の違いなど実習で学習します。金沢の食文化を受け継いでいる人に出会い、伝統や文化の価値に触れ、金沢の食文化を育んだ環境に気づきます。一方で、保護者に「食」についてのアンケートを依頼し、老舗見学時に撮影した映像を視聴していただきます。その結果から、作り手と買い手がつながることで「伝統食の価値」が守られることを認識します。そして、金沢の食文化や環境を守り伝えるために何ができるのか考え、地域社会への参画、行動を導きます。

学習指導要領との関連

  • 中学校2年生 社会、技術・家庭
  • 中学校3年生 理科

プログラム(単元・題材)の展開の流れ(全6時間)

download(プログラムのダウンロードはこちらから)

【引用元】

  • ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」 ESDを知る

https://edu.env.go.jp/esd/column

  • ウェブサイト「ESD環境教育プログラム」 地域ESDプログラム(石川県)

金沢の環境が育んだ食

https://edu.env.go.jp/esd/program/detail_r19

4 編集後記

時代が変わり様々な問題で守ることが難しいと言われる伝統食。地域に根差すモノであるからこそ、絶対に次の世代に伝えていきたい逸品も多いはずです。このプログラムは工場を見学して学ぶ「受信」の学びにとどまるのではなく、その見学の過程を保護者に「発信」する点が特徴です。自ら発信することで、地域の食文化を伝えるために何ができるのか考えることが出来る素晴らしい実践だと感じました。
(編集・文責:EDUPEDIA学生スタッフ 石川)

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